2017年5月26日金曜日

大杉谷 その2

後半です。

大きな滝が見えてきました。
山の上から水が流れてきているように見えるのですが、
あの向こうはどうなっているのでしょうか?

千尋滝と言います。
落差は約160mとなっています。

少しズームしてみましたが、実際に目で見るようには迫力は伝わりません。

その後も崖に沿って、アップダウンを繰り返します。

やっと2/3(4.2km)歩きました。
この時、7:35なので、1時間45分ほどです。

上の看板にもありますが、ここはシシ渕と呼ばれる場所です。

大きな石はありますが、乗り越えれば水辺まで下りられます。
狭い断崖の先に滝が見える場所です。
この滝はニコニコ滝と言い、落差50mあります。

まだこの谷には太陽に光が届いていませんが、
それでも水の色が深い緑であることはわかります。

登りでは数人の登山者に会っただけでした。
すれ違ってから写しています。男性2人連れでした。

ニコニコ滝です。
先程は断崖の先にしか見えませんでしたが、
急な巻き道を越えると間近で見ることが出来ます。

さて、今回歩いたルートの中で最も長い吊り橋です。たぶん。
平等嵓(クラ)吊り橋です。橋の長さは82mあります。
この吊り橋の揺れはあまり楽しいものではありません。
風もなく穏やかな日だったので良かったですが、
強風が吹いて雨でも降っていたら渡りたくない橋ですね!

この大岩壁を平等嵓と呼ぶようです。

平等嵓から30分ほどで、とりあえずの目的地の桃ノ木小屋に到着です。
このつり橋を渡らないと小屋には入れません。
この時、8:40でした。

まだ朝早かったので、小屋の中では従業員が掃除をしていました。
とてもきれいな山小屋です。
始めはここに泊まる事を考えたのですが、結局日帰りになりました。

折り返しを9:30と決めていたので、更に先に進みます。
エメラルドグリーンの渕がありました。
少し風がありますが、なかなか良い感じです。

きれいな水です。
絵の具を流したような色です。

崩落地に到着です。
前方に登山者を見つけましたが、タイムリミットです。
ここは数年前の台風の大雨で崩れた場所です。
2年ほど前から通れるようになったようです。
この場所でUターンしました。

左上の崖が崩れた様に見えます。
巨岩がゴロゴロしています。

岩壁を削ったような細い道を戻ります。

きれいな渕です。
しばらく休憩しながら、眺めていました。

お約束の・・・。
川と言えば、やはり魚ですね!
何枚か写した中に1匹だけはっきり写っていました。

先程は素通りした七ツ釜滝です。
大杉谷の滝の中で「日本の滝百選」になっている滝です。

水量が少ないので、迫力に欠けますが、何段にも流れ落ちる滝です。
光の加減で表情が大きく変化します。
ここにある東屋で休憩+昼食を頂きました。

カップラーメンとハンバーガーです。
箸を忘れたので、道端に落ちていた小枝を使っています。少し情けないですが・・・。

さて、帰り道です。
太陽はすっかり頭の上に来ています。
特に説明はなくて、青空と緑の山々です。

名前があるかないかわかりませんが、日光が当ってキラキラしていました。

朝はまだ眠っていた場所ですが、陽が当れば鮮やかな川に変身です。

大日嵓と言います。
この場所が一番岩の削れ具合が素敵です。
高度感も恐怖感もイマイチですが。


13時30分くらいに車に到着しました。
その後、帰り位置にある温泉に入ってから、道の駅 奥伊勢おおだいへ立ち寄ります。
「おおだいばーがー」が大人気とあったので、食べる事にしました。
500円/個だったと思います。

お茶を練りこんだパンズに鹿肉のパテと地元の野菜がはさんであります。
とても美味しく頂きました。

今回のプチ遠征は終了です。
往復15kmほどでしたが、アップダウンがたくさんあり、とても疲れました。
1週間前に痛めたふくらはぎ痛が再発しなくて良かったです。

さて、だんだん強度を上げながら、夏に向かって行きます。

では、また。


2017年5月24日水曜日

大杉谷 その1

ケガから1週間で何とか傷みがなくなったので、予定通りプチ遠征に出掛けます。

午後から自宅を出発して、目的地に向かいます。
少し予定より早かったので、先ず温泉に入ります。

この温泉の建物は以前、学校だったようです。
私好みのやさしいお湯でした。

その後、翌日の買い物をしてから夕食です。
かなり主要道から離れていますが、小洒落た店がありました。

店内もきれいです。
このお店は隣りが旅館になっています。
(旅館の一角に食堂があるが正解みたいですが・・・。)

この店のお奨めの「とんてき定食」を頂きました。
私の地元もとんてきが有名ですが、味付けなどは違いました。
このとんてきも有りと思います。

このお店はJR三瀬谷駅の前にあります。
見事に無人駅でしたが。

勝手にホームまで入ってしまいましたが。
ローカル線の駅といった感じです。

その後、約40km(2時間弱)走って、登山口まで到着しました。
到着時は20時くらいでしたが、”真っ暗”だったので、外の写真はありません。
街頭もなく、本当に”真っ暗”でした。ちょっと新鮮な闇でした。
もちろん、ヘッドライトやカンテラは持っているので、困る事はありませんが。

翌朝です。
この日も朝から良いお天気です。
車を停めた直ぐ横には、川が流れていました。
「川」と言えば直ぐに魚を探してしまいますが、
探すまでもなく、たくさんの大きな魚が泳いでいました。
この写真にも100匹以上写っていますが、たぶん拡大しても見えませんね!


空もきれいですが、山々の緑が目に鮮やかです。

私が準備している横をスタートしていく人達が通り過ぎて行きます。
この先が登山口になります。

私は最深部から5~6台目に車を停めています。
私よりも遅れて到着した人達は、300mほど離れた場所に駐車しています。

登山口にあるトイレと入山届けポストです。
トイレはきれいでした。最近はどこでもこんなトイレがあります。

登山口の看板です。
この日は行ける場所まで行ってピストンする予定です。
先ずは、左下の「桃ノ木小屋 6.2km」を目指します。
そうそう、ここは「大杉谷」です。
看板の左上の「日出ヶ岳」が大台ケ原の最高峰です。
簡単に説明すると、大台ケ原の三重県側からの登山道です。

登山口から直ぐにこんな場所が出てきます。
黒部渓谷の「下の廊下」を思わせる場所です。

下の流れるのは日本一の清流とも言われる宮川です。
この日のルートは宮川沿いの渓谷を歩きます。

まだ朝が早いので、朝日が当っていませんが、エメラルドグリーンです。
ちなみに、この日のスタートは、5:50です。

渓谷沿いの細い道をアップダウンしながら進んでいきます。
危険な箇所にはちゃんとクサリが設置されています。
慎重に進めが特に難しい事はありません。

1つ目の吊り橋です。
吊り橋は数ヶ所あります。そして、段々長くなります。

2つ目の吊り橋です。
長くなっているのがわかりますよね!
最長の吊り橋は少し足が竦みました。

キンリョウソウ(銀竜草)ですね!
まだまだ目覚めたばかりです。

風もなく穏やかな日です。
静かな時間が過ぎていきます。
私の前後には人の気配もありません。

前半は概ねこんな感じの道が続きます。
ドンドン奥に入っていくという感じです。

雨が少ないためか?水量が多くありません。
この日は穏やかな川という印象です。

6時40分になって、やっと日が照ってきました。
木漏れ日が眩しいです。

長い吊り橋です。
渡っているのは自分ひとりですが、微妙に不規則に上下左右に揺れます。
高度感は問題ないですが、揺れは気持ちよくありません。

木々に囲まれて、少し薄暗い道を歩いてきました。
出発から1時間15分程で桃ノ木小屋までの半分に到着です。

前半はここまでにします。

後半に続くです。