2012年8月14日火曜日

最近、購入した用具類です!

最近、増えた用具類です。

ザックを2つも買ってしまいました。
1つは、mont-bell のチャチャバック 45L です。
色は、サンセットオレンジ です。
1気室仕様ですが、フロントが大きく開いて荷物の出し入れが出来ます。
日帰りでは不要の大きさですが、山小屋泊を考えて購入しました。
5月の「御在所岳」登山で使用した。

もう1つは、MILLET のPROLIGHTER 32+ です。
色は、RED-ROUGH です。
近くに出来た登山用品店で定価の半値で購入しました。
はっきり言って、衝動買いです。
外側にポケット類はなく、その分メインの収容量は充実しています。
先日の「御嶽山」登山で使用した。


容量900mlのラーメン用のクッカーです。
容量の小さいクッカーは持っていますが、秋冬仕様のために準備しました。
このナベで何を作ろうかといろいろと調査中です。

登山用のサングラスです。
これまでもRUN用に幾つか持っていましたが、
壊れたり、失くしたりしたので新調しました。
まあ、安物ですが・・・。

100均で購入した「三脚」です。
カメラではありません。下の黒い三脚です。
山で石などの上にセットして写真を撮っています。
8月初めの「木曽駒ケ岳」登山では活躍しました。

最後に、身に付けるものを1つ。
mont-bell の帽子です。
つばが大きくないので、晴れた日は日焼けするかな?と心配しましたが、
「木曽駒ケ岳」の晴天でも大丈夫でした。鼻の頭は焼けましたが・・・。
私の頭がすっぽり収まってくれて、お気に入りの一品です。

しばらく「山登り」はお休みです。
10月末辺りから再開の予定です。

この秋は、必ず「竜ヶ岳」「鎌ヶ岳」に登ります。
その他は状況によって変わりますが、「御在所岳」「伊吹山」「三池岳」「綿向山」など
を考えています。お楽しみに!

2012年8月4日土曜日

木曽駒ケ岳 その1!!

今年、2度目の遠征です。
今回は、「木曽駒ケ岳」にやってきました。

前回の御嶽山同様に地元を夜22:30に出発して、登山口の「菅ノ台バスセンター」に
午前1:30に到着しました。それから4時間ほど車で仮眠しました。
朝5:15のバス乗り場です。ちょうどに朝日が昇ってきました。
バスの始発は、6:12となっていますが、既に20人ほどが並んでいます。

駐車場から見える「千畳敷」と「宝剣岳」です。
あの場所まで登ります。
見てわかるように、雲がまったくありません。
最高の登山日和になる予感です!!

今回は、伊吹山、御嶽山に一緒に登った「Fさん」との2人登山です。
私たちが列に並んだのは、ちょうど6時です。
既に100人を超える人たちが並んでいます。

始発のバスが予定通りに6:12に出発していきました。
私たちは3台目に乗ることができました。
後から聞いた話しでは、直前の土曜日は”4時間待ち”、
日曜日は”2時間待ち”だったそうです。
我々は25分待ちだったので、ラッキーでした。
平日にして良かったです。

約30分間、バスに揺られて、ロープウェイ乗り場の「しらび平駅」に到着です。
ここの標高は、1662mです。
空の色がだんだんと濃い青に変わっていきます。


ロープウェイ乗車を待つ人たちです。
ここでも10分ほど待ちましたが、2台目に乗れました。
この時間帯は本格的な装備をした人がほとんどです。
老若男女がいます。最近の山は何処でもほとんど同じ風景です。

ロープウェイのゴンドラからいくつかの”滝”が見えます。
このロープウェイは、標高差約950mを7分半で登ります。

ゴンドラの中は、結構混雑しています。
振り向く事も難しいくらいです。
しかし、外を眺めている間に、終点の「千畳敷」 駅に到着です。

「千畳敷」駅に着きました。
ここは標高2612mです。ここまでは楽勝です。

“ジャーーン”
千畳敷カールに着きました。(良くポスターで見る風景と同じです。当然ですが!)

約2万年前の氷河期に氷河に削られてできたカール(半円形の窪地)なんだそうです。
畳1000枚分の広さがあるという事で、「千畳敷カール」と呼ばれています。
この時期は雪がほとんど溶けて、草花がいっせいに咲いている季節です。
いろいろな花を見ることも今回の楽しみの1つです。

先ずは、記念撮影から・・・。
同行した「Fさん」です。私よりも一回りも若者なのです。
これまで2回は、霧、雨と散々だったので、この天気にテンションは上々です。

登山開始の前に、少し散策していると「富士山」が見えます。
ロープウェイの鉄塔の少し右上に頭だけですが、確かに富士山です。
山並みは「南アルプス」になります。

さて、登山開始です。
と言っても、しばらくはハイキングです。
カールの中を進んで、「八丁坂」の登り口を目指します。
まだ、朝も早いし、平日なので前後を歩く登山者は少ないです。

カールの下部と南アルプスです。
太陽が眩しいです。


途中に少しだけ雪渓が残っています。
シャーベット状になっているので、登山靴を履いていればまったく問題ないです。
前を歩いていた若い?女性2人組みです。
歩く速度がぜんぜん違うので、直ぐにはるか後ろになっています。 

雪渓で遊んでいるFさんです。
後ろに見える建物が千畳敷ロープウェイ駅とホテルになります。

15分ほど歩いて、八丁坂の登山口に到着です。
ここから標高差200mほどの急坂になります。

この近くで見つけた「ミヤマキンバイ(深山金梅)」です。
花長は20mmほどで、黄色が鮮やかな花です。

登山道を見上げると、まばらに人が登っているのがわかります。
一番深く切れ込んだ谷の部分を目指して登っていきます。

「その1」は、ここまでです。
写真を200枚以上撮ってきたので、たぶん3回シリーズになりそうです。

木曽駒ケ岳 その2

八丁坂の登り口から「乗越浄土」を目指します。

と言いながら、いきなり振り向いた写真ですが・・・。
坂の途中から千畳敷カールを振り返っています。
駒ヶ根の町並み、南アルプスが良く見えます。


上を見ると荒々しい岩だらけの山並みとCG?と思うほど青い空があります。
本当に”雲ひとつ”ない天気なのです。
日差しは暑いのですが、乾いた空気と涼しい気温で汗も直ぐに乾いていきます。


いよいよ最後の登りです。
前回の御嶽山を経験しているので、この上り坂は楽勝でした。
下に石を落とさないように慎重に登りましたが、順調はペースです。
「乗越浄土」(標高2850m)に到着です。
ロープウェイ駅を出てから約40分と、まずまずのタイムです。
持参した三脚を立てて、二人で記念撮影です。


今回の木曽駒ケ岳には2つの大きな目的があります。
1つは、駒ケ岳(2956m)の登頂です。
もう1つは、宝剣岳(2931m)へのチャレンジです。
クサリ場があり、初心者向けではないと紹介されているので、
どこまで近付けるかを楽しみにしてきました。


Fさんと相談した結果、行ける所まで行こう!となりました。
山小屋の横にザックを置き、カメラだけ持って出発です。
後方の岩は、「天狗岩」です。ユニークな顔をしています。


10日前に登った「御嶽山」も良く見えました。
こんな山の形をしていたのですね!


さて、宝剣岳に登り始めます。
最初は岩が多いですが、さほど難しい登りではありません。
標高差は100m弱ですが、中ほどから「クサリ」が掛かっています。


手前の山小屋(宝剣山荘)に荷物を置いています。
だんだん急になってきて、Fさんが遅れだした??
私はぜんぜん平気ですが、Fさんは高所恐怖症?だったかな?


先行していた女性3人組の最後の女性がこの場所でストップしてしまいました。
少し話しましたが、”もう、動けない!”とこの場所で待つ事にしたようです。
私は構わず追い越して頂上を目指します。
この上(岩の向こう側)は右手に深い谷があり、少し危険な場所です。

頂上に到着です。
まず、私が頂上を目指しましたが、1段低い場所で断念しました。
この岩はツルツルしていて手掛かりがなく、無理しないことにしました。

先行していた別の女性3人に撮影を頼まれているFさんです。
この時、頂上付近には女性3人X2組と私たちの8人でした。
それぞれに写真を撮り合って、ここまで登れた事を喜んでいました。


さて、Fさんも頂上に挑戦しましたが、やはり私が登って場所で断念しました。
他人事ですが、少し腰が引けていますね。
はっきり言って、本当に「これ以上は怖い」です。


これは降りている写真ですが、これくらいの段差を登り下りします。
右手が滑ってきちんと岩を掴めないので、ちょっと汗をかくスリル感があります。


先ほど、女性3人が座っていた岩です。
背中の(下)方向は、千畳敷カールです。200mの絶壁です。
この場所は私はぜんぜん平気でした。飛び跳ねてはいませんが上機嫌です。


Fさんははやり腰が引けていますね!
実際はかなり怖いです。


しばらく、風景を楽しんだ後で下り始めます。
垂直な壁(ではないか)を意識したのですが、どうでしょうか?
Fさんは下りも慎重です。
無事に目標だった「宝剣岳」を登る事ができました。

岩と空ばかりだったので、花の写真を1枚!
岩場に健気に咲いている赤い「コマクサ(駒草)」です。
この花を見ることも、目標の1つだったのですが、時期を間違わなければ会えるので・・・。

この花は「高山植物の女王」と呼ばれています。
本当に岩場の苛酷な環境に咲いていました。
花弁が馬(駒)の顔(鼻)に似ていることから「コマクサ」の名前がついたそうです。


先ほど登った「宝剣岳」を振り返るFさんです。
この後は、「中岳」→「駒ケ岳」を目指します。


「その2」は、ここまでです。
次回は、「完結編」になるのか?
お楽しみに!

木曽駒ケ岳 完結編

宝剣岳に登った後は、最終の目的である「駒ケ岳」に向かいます。

天狗荘(屋根:赤)と宝剣山荘(屋根:青)を通り越して、先ずは「中岳」です。
宝剣岳から500m離れた場所にある標高2925mのピークです。


この山は普通に登れます。
南北にある岩場の南側に登って、休憩中のFさんを撮影です。
後方に浅間山が写っています。


中岳から駒ケ岳を見たところです。
一旦、頂上山荘(屋根:薄い青)まで下って、もう一度登りになります。
左中ほどに写っているのが、御嶽山です。


中岳を下っている時に、岩陰に動くものが・・・。
しばらく止まって見ていると、1匹の鳥が石の上でポーズを取っています。
帰ってから調べると、「イワヒバリ」と判明しました。


頂上山荘を越えて、駒ケ岳への最後の登りです。
後ろに写っているのが、さっき越えてきた「中岳」です。

群生して咲いている「チングルマ(珍車)」です。
花弁は5枚の白い花です。
雄しべ、雌しべは黄色をしています。

見た目は大したことありません(あるか?)が、岩だらけで結構しんどい登りです。
しかし、頂上は目の前なので頑張って登っています。


やったーー!!
駒ケ岳の頂上(標高2956m)に到着です。
午前9:45なので、千畳敷駅を出てから、約2時間15分掛かった事になります。
山頂部は広くて30人を超える人たちが思い思いに過ごしています。


ここで長い休憩を取りました。
お湯を沸かして、私はスープとおにぎりを頂きました。


Fさんは若者なので、ガッツリとカップラーメンです。(大盛りです)
この時間になっても、ほとんど雲はありません。
タイツが黒なので、太陽に照らされて足がジリジリと暑いです。
ほど良い風があり、体感的には涼しいです。

多くの”自称”ガイドさんが説明している声が聞こえてきます。
それを参考にすると、この山は「乗鞍岳」という事になります。
「乗鞍岳」は、2005年7月に家族で登った山です。
この時に初めて登山道具を揃えました。7年も前になります。


「乗鞍岳」の少し北側に見える北アルプスの山々です。
”槍 が見える!”と多くの人が大声で話しています。
中央右よりの先端が尖った山が「槍ヶ岳」(標高3180m)です。
その左側が、穂高連峰となります。
この日は、まさに360度のパノラマです。すべての方角が紹介できず残念です。


約1時間ほど駒ケ岳山頂で休憩した後に、中岳の「巻き道」を通って、
宝剣岳の手前まで戻りました。行きの登った「宝剣岳」です。


Fさんが指差している場所が、先ほど登っていた岩場です。
やはり、写真では伝え切れません。
是非、自分で登ってください!!


その後、宝剣山荘の売店を見てまわり、乗越浄土で休憩をして下山しました。
千畳敷カールの雪渓から宝剣岳、乗越浄土を振り返ったところです。
この時間(正午)の千畳敷は一般客が大勢います。
スニーカーで雪渓を越えているために、何人も転んでいました。

岩の間に群生する「チシマギキョウ(千島桔梗)」です。
個人的に、この濃い青紫色は好きな色です。癒されるなー!!
花の紹介もほんの一部でしたが、千畳敷にも八丁坂にも中岳/駒ケ岳周辺にも
たくさんの花が咲いていました。花を見に行くだけでも楽しめる山です。


最後に「剣ヶ池」で記念撮影して帰路につきました。
この時間になると雲がだいぶ出てきましたが、雨が降るような雲ではありません。
12:20のロープウェイに乗って下山しました。


その後、「こまくさの湯」で汗を流しました。
サッパリしたところで、お腹が空いてきたので、駒ヶ岳名物の「ソースカツ丼」を頂きました。
どうですか?カツがどんぶりからはみ出しています。
ご飯もキャベツもカツも山盛りのどんぶりです。
二人ともあっさりと完食でした。


無事に夏の遠征を終了しました。
今年後半は10月末頃から再開の予定です。
それまでは別の”やりたい”ことがあり、そちらが優先です。
秋の登山計画はこれからゆっくりを考えることにします。