2014年6月18日水曜日

登山靴 靴ひもの通し方 結び方

受け売りですが、備忘録を兼ねて!

雨の日にスパッツを付けて登っていると、途中で靴ひもが解けてしまう事があります。
そんな時に限って、足の爪を傷めてしまったりします。

そこで「靴ひも」の結び方をいろいろと調べました。
たくさんの本やネットサイトには、本当に沢山の結び方がありました。
実際に自分で試して、お奨めの結び方を紹介します。


この靴は下から4個づつは、わっか(D環)になっています。
その上の3個づつは、フックです。
先ず、つま先側からわっか部分に交互に紐を通します。

次に、フックに紐を引っ掛けるのですが、ここで1回 こま結びをします。
この部分で一度固定すると安定感が増します。
下りは屈ひもを強く結ぶ方がよい!とよく書いてありますが、
ここでしっかり固定すると下りがとても楽になります。

次に、フック(2個づつ)に紐を下から上に引っ掛けていきます。
ここでは締め付ける強さは問題にしません。足と靴に聞きながら各自で!

そして最後(一番上)のフックは、上から下に引っ掛けます。
この方法で通すと確かに紐の緩み方が少なくなるように感じます。

さて、ここから紐の結び方です。  (ここまでは靴ひもの通し方ですね!)
こま結びをするのですが、1回でなく、2回通します。
写真は右側のひもの2回目を通しているところです。
2回通し(ねじるとも書いてあるが)たら、ここでしっかり両方に引いて結びます。

その後、蝶々結びをするのですが、普通に緩めに結びます。

ここでも2回結びをします。
1度通した片方の紐をもう1度ねじって通します。

そして左右均等に引っ張って、紐の長さを合わせます。
思っている以上に結び目はきれいです。

そして最後の最後に、もう一度 こま結びをします。
写真は緩めに通した状態です。

もう一度 しっかり引っ張って完成です。

登りと下りで結ぶ強さを変えている方が多いと思います。
私は結び直す際は、フック部分を外して、一回こま結びしたところからやり直します。
途中でも書きましたが、
わっか(D環)の上でしっかり固定すると、指先の余裕が安定します。
フック部分の締め付けは、登りより少しきついかなのレベルです。

一度試してみてください。




2014年6月9日月曜日

百名山 雨の大台ケ原 日出ヶ岳

梅雨の晴れ間を狙って、「大台ケ原」へ行ってきました。
登山口のある駐車場には前夜に到着しました。
雲1つ無い満天の星空でした。

早朝です。
前夜の星空が嘘のような天気です。
朝5時頃のどしゃ降りの雨で眼が覚めました。
昨夜到着した時は、5台くらいしか車は止まっていませんでした。
朝には全部で20台ほどの車があります。

駐車場の両脇にきれいなトイレがあります。
それにしても、視界200mほどの濃い霧(というか、雲)の中です。

ビジターセンターの入り口に温度計がありました。
この時間で3.5℃です。 寒い筈です!

登山口の入り口です。
見えませんが、シトシトと雨は降り続いています。
大台ケ原 東大台コースは、約9kmの周遊コースです。
登山口のある駐車場は、標高1590mです。
高低差は280mほどの緩やかなアップダウンが続きます。
ST(コースタイム)は、4時間となっています。


周回路を左回りで歩きます。
先ず、日出ヶ岳を目指します。

登山道と言うよりは、遊歩道です。
天気が良くて、晴れていたら、さぞかし気持ち良いでしょう。
道の真ん中に大きな水溜りです。
視界は早朝よりも悪くなっている?

登りも緩やかです。
石畳の歩きやすい道が続きます。

日出ヶ岳の直下の登りです。
急坂ですが、ステップの小さい階段のために無理なく進めます。

日出ヶ岳の山頂です。
休憩所と展望台があります。
先行の団体さん(10人ほど)が休憩していました。

山頂の一等三角点です。
この山は、日本百名山の1つです。
日出ヶ岳は標高1695mあり、三重県の最高峰になります。
駐車場からは100m程しか登っていませんが・・・。

お約束の三角点タッチ!
雨具を着ていますが、登りで暑かったので腕まくりしています。
この頃は少しだけ雨が上がっていました。

展望台からの眺望です。  真っ白!!
看板によると、伊勢湾から御嶽山や富士山が見えるそうです。  真っ白!残念。

早々に先に進みます。
根こそぎ倒れている木です。

ちょうどシロヤシオが満開を迎えていて、シロヤシオのトンネルの中を進みます。



正木峠から正木ヶ原に続く遊歩道を下ります。
立ち枯れしたトウヒの風景が見えてきます。

トウヒはマツ科の常緑針葉樹です。
昔は苔むす立派な森だったそうです。
昭和30年代の伊勢湾台風などの影響で樹木が倒れて、コケ類の減少が起こり、
森林の衰退と進んだようです。

霧の中に立ち枯れた木々が生えています。
地面一面をミヤコザサが覆っています。
人が踏み入ることで更に植生悪化を防ぐためでしょうか、
歩きやすい木材の遊歩道が続きます。

尾鷲辻に立つ東屋です。
前に一人先行者がいますが、休憩している人はいませんでした。
この付近でちょうど半分歩いたことになります。
この辺りから、雨足が強くなってきました。

牛石ヶ原です。
ササ原が広がって道も広くなります。
途中に広場もあり、晴れていれば休憩に持って来いの場所でしょう。
でも・・・。素通りしてしまいました。
カメラのレンズに水滴が付き、画像が歪んでいます。
撮影前に拭いているのですが、拭く布も濡れているので・・・。  残念!

大蛇嵓(ダイジャグラ  と読みます)の分岐です。
黄色い登山道を左から歩いてきました。
ここから先に進みます。

ちょうど分岐点です。
右から来ました。左(大蛇嵓)へ進みます。
正面方向はシャクナゲ群生と続く道です。
昔の調子悪くなったテレビの色みたい(若い人にはわからないか?)です。
両端が紫になっているし・・・。

大蛇嵓までは下りになります。
ここが入り口です。

大蛇嵓の先端まで来ました。
ここは約800mの断崖絶壁の上にあります。
大蛇の背に乗っているスリルが味わえるそうです。
また、眼前に大パノラマが広がるそうですが、高度感も絶景もありません。

先端から振り返ったところです。
晴れていると恐怖からここを下りられない人が多いそうです。
水の流れる石の表面はよく滑りました。
高度感が無いので、恐怖心はなかったですが・・・。

大蛇嵓からシオカラ谷へ急な下りが始まります。
この付近はシャクナゲの群生があります。
花の時期は、5月末から6月初旬とあったので、期待して行ったのですが、
既に盛りは過ぎていました。わずかに花を見ることが出来ました。

こちらはシロヤシオです。
雨のために写真になっていませんが、何か幻想的になっていませんか?
白い花びらが一面に散っています。

シオカラ谷まで下りてきました。
この場所が今回の登山道の最低点(標高1420m)となります。
雨のお蔭で水量が多くて迫力がありました。
吊り橋が見えています。

吊り橋を渡ります。

ここからは駐車場までひたすら登りです。
道はよく整備されていますが、石を敷き詰めているので、所々滑ります。

約2時間30分で駐車場に戻ってきました。
また、自動車が増えています。
歩いている中では20人ほどしか出会わなかったのですが、
他の人は何処に行ってしまったのでしょうか?

今回は雨で少し残念でしたが、雨の中を歩くのは嫌いでないので、楽しい山行でした。
今度は天気のよい日に再訪したいと思います。


2014年6月4日水曜日

百名山 伊吹山 友人とプチ遠征です!

朝から雲ひとつない青空です。
昨日は30℃を越える気温を記録しています。
天気予報では、今日の方が暑いと言っています。

仲間5人で伊吹山にやってきました。
左から お馴染みFくん、Sさん、Yさんです。
あれっ! 一人いないぞ!

この人達は何をしに来たのでしょうか?  
さっき居なかったOさん(右)とSさんです。
木馬?の遊具で遊んでいます。

登山口です。ここは0合目になります。
この日はFくんが最初から先頭を歩きます。
彼はペースが早いので、他のみんなは付いていけない心配が・・・。

1合目までは木陰の中を進みます。
”最初はゆっくり”と後ろから声を掛けます。

1合目のレストハウスです。
ここからはほとんど遮るものがありません。

1.5合目あたりです。
スキー場のゲレンデです。
きつめの斜面を直坂で登ります。

2合目で1回目の休憩です。
この日は風がほとんど無かったので、既に体感は30℃を超えています。
小まめに水分補給しながら登ります。

心配していたように、FくんとSさんが先に行ってしまいました。
後ろの2人と一緒に登ることにしました。

アヤメです。群生して咲いています。
他にもたくさん花は咲いていますが、写真を撮っている余裕が・・・。

オドリコソウ(踊り子草)です。
少し遅かったのかな?昨年はもっと沢山花を付けていたのに。

5合目で2回目の休憩を取ります。
途中のコンビニで買ったみたらし団子を食べて元気になりました。

(私を除く)全員で記念撮影です。
山頂は右側の大きな山のほうにあります。
写真を撮っている間も次々に登っていく人達がいます。


団体さんが何組も登っていて、5合目以降は抜く場所があまりありません。
どうしてもスピードが落ちます。
そんな中、ひたすらマイペースで登り続けるFくんです。

いつの間にFくんに子供が・・・。
一度親子を抜かしたら、この子の闘志に火が付いたようです。
Fくん以外は置いていかれました。この後、何度も”親子”の間違われたそうな・・・。

だいぶ登ってきました。
上にも沢山の人達がいますが、下から次々に登ってきます。

団体さんを追い抜かしましたが、ペースを早めたので顔から笑顔が消えています。
この辺りが一番きつい場所でした。


とうとう二人とも下を向いてしまいました。
景色も登山道付近の花も綺麗なのに・・・。ちょっと残念!

やっと山頂です。ちょうど12時に到着です。とりあえず計画の範囲内です。
既にたくさんの人達が昼食を食べています。
少し待っているとベンチの若者が出発していきます。
取り囲んで確保しました。

椅子に座って一休みです。
この後、お湯を沸かして、カップラーメン、スープを飲みながらおにぎりを頂きました。
山頂では程よい風があり、1時間近く休憩してしまいました。


過去2回で辿り付けなかった一等三角点です。
伊吹山の標高は、1,377mです。今年の最高点です。

お約束の三角点タッチが出来ました。

もう2度と来られないかも?と突然Oさんが三角点を抱きしめています。
”三角点になりたい”という声が聞こえたような!


実は山頂付近には、山小屋が数店あります。
ソフトクリームまで売っています。行列が出来ていました。

予定を少し遅れて、下山開始です。
下りが苦手なYさんを心配しましたが、前回の雨乞岳よりもスムーズです。

下りも大渋滞です。
Fくん、Sさんは相変わらずどんどんと進んでいきます。
もう追いつけないかな~と思っていたら、

いつの間にか先頭になっていました。
私は下りは得意で早いです。振り向いて写真を撮る余裕もあります。この時は・・・。


花の写真を撮る余裕も。でも花の名前がわからない。
調べ中です。

下りの歩き方をかなりマスターしたOさんもマイペースで歩き始めました。
なかなかよい姿勢ですね!

一方、Yさんは団体さんの後方です。
既に団体さんのメンバーと化しています。
一旦、5合目で全員合流しましたが、トレイルランの若い女性に負けじと
Fくん、Sさんは走って行ってしまいました。

最後のゲレンデ部を楽しそうに走って下りてくるYさんとOさんです。


写真はここまでです。
結局、途中で2回ほど走ったお蔭で、予定通りの15:00に下山完了しました。
帰り道に阿下喜温泉で汗を流して帰宅しました。

この暑さでは鈴鹿の山は秋までお休みです。
これからはもう少し高い山を目指してみます。
今年は単独で3000m峰に挑もうとしています。