2013年7月25日木曜日

御嶽山 コマクサ 田の原駐車場

昨年に引き続いて 「御嶽山」に行ってきました。

前夜に菰野町を出発して、田の原登山口の駐車場に1時過ぎに到着しました。
そこから3時間ほど車の中で仮眠して、4時半に起床です。
外の気温は15℃くらいで、朝方は寒いくらいでした。
東の空が明るくなってきました。

これから登る「御嶽山」が朝日を浴びて、明るく浮かび上がります。
昨年は”曇りのち雨”だったので、山容全体を見られなかったです。
この日は絶好の登山日和になりそうです。

今回は、遠征ではいつも一緒しているFくんとAさん、Oさんが参加しました。
登山口の鳥居の前で出発前の記念撮影です。
起床後、朝ごはんを食べて、しっかりストレッチをして登り始めます。

登り始めは女性たちが頑張っています。
オーバーペースにならないように気を付けながら、後ろを歩くFくんです。
この場所はまだ緩やかな登り部分で身体を温めている感じです。

登り始めて約1時間が経過しました。
駐車場(右下)を振り返っています。
雲(海)の向こうに中央アルプスが頭を出しています。
少し雲が多いですが、雨の降る心配はありません。

キバナシャクナゲ(黄花石楠花)です。
森林限界を超えた辺りのハイマツ(這松)の間に咲いていました。
淡い黄色い花です。

1時間半ほど登ってきました。
雪渓が現れます。青空も見えてきました。
右の上方に白い建物(王滝頂上山荘)が見えてきましたが、まだまだ先は長いです。
前を歩く登山者がたくさん見えます。
上の方では渋滞しているようです。

一口水を少し過ぎた場所で休憩です。
中央アルプスの向こうに南アルプスも見えてきました。
女性たちは、少し疲れたようなのでバナナを食べて栄養補給しました。

王滝頂上の直下の急坂の部分です。
流石にきつい登りなので、下を向いてしまいます。
と言いながら、私は先行して写真を撮っているのですが・・・。
太陽が顔を出しましたが、暑くも寒くもはありません。風が無いので助かりました。

イワカガミ(岩鏡)です。
登山道の岩の影にひっそり咲いていました。
きつい時に元気をくれます。

2時間10分で王滝頂上に到着しました。
ここから山容が大きく変化します。赤茶けたザレが多くなります
中央のピークが御嶽山の山頂です。

山頂直前で振り返って撮影しました。
最後の坂は疲れた足には結構な急坂に思えます。
多くに方が休憩しながら登ってきます。

山頂直下には山荘や社務所の建物があります。
休憩も出来るようになっています。
最後に疲れたAさんが登ってきます。

山頂までは急な階段が待っています。
力を振り絞って登っていきます。

一足先に登ったFさんが余裕の表情で手を振っています。
雲は多かったけれど、良いお天気で助かりました。

山頂部です。
多くの登山者が写真の順番待ちをしています。
中央奥に山頂の柱があります。
この時、山頂部には50人ほどの人がいたと思います。

山頂から見た八ヶ岳(奥)方面です。

一番疲れていたAさんですが、願いが叶う?鐘と聞いてうれしそうに叩いています。
奥には乗鞍岳や北アルプスの山々が見えています。


10分ほど順番待ちしてやっと記念撮影できました。
後ろにいた子供連れのお父さんに撮って貰いました。

予定では外輪山を廻って、二の池に下りる予定でしたが、
見た目で険しそうだったので、安全な道を選んで下ります。
この辺りからガスが出てきました。

エメラルドグリーの二の池と雪渓のコントラストがきれいです。
記念撮影なのに何かまとまりのない3人です。
というか、3人の世界に入っているようですね!

北側の稜線付近に下から大きなガスが上がってきます。
ちょっとヘッピリ腰ですが、滑りやすいので慎重に下りています。

「二の池」に到着です。
この池は、「日本最高所の湖沼(2,905m)」ということです。
また、この池の水は”木曽川”の最上部になるそうです。

それから10分ほどの間に辺りが霧(ガス)に包まれました。
北からの風も強くなり、寒くなってきました。
ここで軽く食事をして、早々に下山することにしました。
登山道はしっかりしていますが、ガスの一番濃いときはほとんど視界がなくなります。
安全第一なので、早め早めに行動しました。

コマクサ(駒草)です。
昨年、木曽駒ケ岳でも出会いました。
厳しい環境で育つことから 「高原植物の女王」と呼ばれています。
二の池本館の裏に3株だけ咲いていました。
自分では見つけられなかったので、山小屋の従業員さんに聞いたら、
仕事の手を休めて、親切にもこの場所まで案内して頂きました。
一緒に行った女性たちは”大喜び”していました。
ありがとうございました!

ここは、山頂方面と王滝頂上(帰る方向)、三の池(更に北)、黒澤口の分岐になります。
「三の池」まで行くと、花畑があると聞いていましたが、今回は無理しないことにしました。

王滝頂上方面に帰る道です。
ほぼ横方向への移動です。
左の谷からガスが吹き上げてきます。

途中の雪渓を横断するときには急に視界がなくなります。
この雪渓はかなり長く(下が見えない)滑り落ちたら、無事にはいかないでしょう!

王滝頂上山荘で休憩です。ちょうど午前11時です。
Aさんは弱っていますね!こちらを向く元気もなかったです。
それにしても、屋根に載せたい石の量がすごいです。

下り始めて15分ほど過ぎました。
下の方はガスで何も見えません。
でも、この時間に登ってくる人の方が多いです。
振り向いても山頂付近はまったく見えません。

結局、予定通りの13時前に車に到着しました。
全員怪我も無く無事に下りることができました。

その後、10kmほど車で走った場所にある温泉で汗を流すことにしました。
「こもれびの湯」という日帰り温泉です。
ここは炭酸+鉄分を多く含む源泉です。
湯船は酸化した鉄の影響で錆び茶色をしています。入るのにちょっと勇気が必要です。
源泉は無色透明で飲用も出来ます。錆びたくぎを舐めているような味です。
少しは元気?になったAさんです。

今回はほぼ予定通りの山行でした。
余裕を持った計画でしたが、女性たちが頑張ってくれました。
楽しい時間をありがとうございました。また、機会があれば・・・。

さて、今年1回目の遠征は無事に終了しました。
次回は、南アルプスの仙丈ケ岳の予定です。
どんな山行になるかな!



2013年7月1日月曜日

鎌ヶ岳 雲の中 鎌尾根

「鎌ヶ岳」へ行ってきました。

この日は晴れる予報だったのに、駐車場に着いた時には、”えっ!雨降ってるし!”でした。
隣の車の人たちは、雨が止むのを待っている様子です。
出発の準備をしていると、空が明るくなってきました。
山は雲の中ですが・・・。

「水沢峠」を目指して出発です。
先ずは、林道を20分ほど歩きます。
雨上がりで緑が映えて見えます。
暑くもなく、寒くもない絶好の登山日和?です。

「水沢峠」分岐です。
ここから登山の始まりです。準備運動は終了です。
先程の雨で地面が湿っていて、木の根や石が滑ります。
用心してゆっくりのスピードで進みます。

「水沢峠」までの登りは、始めはゆっくりと登っていきます。
なかなか良い感じの登山道です。
歩きながら写したので、周辺部にスピード感があります。

この道は最後にキツイ登りがあります。
その上、谷沿いのガレた道です。
踏み跡はしっかりしているので、迷うことはありませんが、
慎重に登った方がいいです。

「水沢峠」です。
この場所は木が多い茂っていて、眺望はありません。
奥は、イワクラ尾根分岐~宮指路岳~仙ヶ岳 と続きます。
今回は手前の「鎌尾根」を歩きます。
ここから直ぐに登りとなって、「水沢岳(1029m)」を目指します。

10分ほどで「水沢岳」山頂に到着です。
周りは真っ白です。完全に雲の中です。
晴れていれば、ここから「鎌ヶ岳」が見えるのですが、この日は隣のピークも見えません。
前回もこんな天気だったような・・・。嫌われているのかも!

この時期、春に比べると花の数や種類は減っていますが、
こんなきれいな花が時々迎えてくれます。
この花は木の花です。

この花は、小さい黄色の花です。
岩のわずかな隙間で咲いています。

すれ違う人が突然現れます。
ほとんど視界のない霧の中なので、直ぐに見えなくなってしまいますが・・・。
視界20mくらいでしょうか?
どれだけ進んでいるのか、全然わかりません。

少し霧が晴れると、次のピークが見えます。
1つ1つのピークは岩岩した荒々しい姿です。

百合の花です。
登山道沿いに1本づつ咲いていました。

「岳峠」に到着です。
12時近くなりましたが、霧はそのままです。
ここから10分ほどで「鎌ヶ岳」になります。
今回の帰り道は、左の「カズラ谷」登山道を下ります。

ちょうど12時に昼食です。
ここは「鎌ヶ岳」の山頂ですが、廻りは真っ白で何も見えません。
温かいカップうどんとおにぎりを頂きます。

帰り道の写真はありません。
もう少し良いお天気の筈だったのですが、残念です。
しかし、6時間ほどしっかり歩けたので満足です。

さて、もう7月になります。
そろそろ、夏の遠征を考えなくては・・・。
先ずは、昨年と同じ「御嶽山」に登ります。
その後は、八ヶ岳の赤岳にしようと考えています。
さて、どんな夏になるかな?!

7/6追記:今年の遠征計画です。
①7/21(日)に御嶽山登山決定です。
  今年は、4人で行きます。
②7/31(火)に八ヶ岳 赤岳に行きます。
③8/24.25辺りで・・・