2012年11月18日日曜日

鎌ヶ岳 鎌尾根 水沢岳

計画通りに「鎌ヶ岳」に登ってきました。

春の「雲母峰」-「鎌ヶ岳」は苦い結果だったので、今回はすっきり登りたいと思っています。

この写真は今日ではありませんが、今回のルートを説明するために使います。
一番左の「水沢峠」から右方向に「水沢岳」-「鎌尾根」-「鎌ヶ岳」と向かいます。

出発地点は「宮妻峡」の駐車場です。
8時頃に到着しましたが、8割ほどは車が止まっていました。
隣りでは今から登る人達が準備しています。
一足お先に出発します。 

最初は林道をのんびりと登ります。
ここから見る”紅葉”はきれいです。
でも、天候がイマイチなので、少し心配です。

約30分で分岐地点になります。
左に行くと「入道ヶ岳」へ続いています。まだしばらく林道です。
私たちは、ここから右に向かい「水沢峠」を目指します。
ここからが本格的な山登りとなります。準備運動は終了です。

先ずは、林の中を登って行きます。しっかりした道があります。
そうそう、今回は仲間たちと登りました。
お馴染みの”Fくん”と初登場の”Aさん”です。
”Aさん”はちゃんと運動しているとの自己申告だったので誘ったのですが、
どうも虚偽の申告だったようで・・・  この後、どうなるのでしょうか?
ともかく、最初は3人とも元気に登っています。

「水沢峠」までは問題なく登りました。
そこから「水沢岳」への急坂が待っています。
特にこんな感じの片側が”谷”の細道は、この2人は苦手です。
私はすんなり通過しています。前からカメラを構える”イヤ”な奴ですね。

何とか「水沢岳」(1029m)に到着です。
稜線に出ると西からの強風が吹いています。
3人とも汗だくになったので、ここで身体が冷えないように着替えます。

「水沢岳」から見た「鎌ヶ岳」です。
まだ少し距離がありますね!
ここから2時間弱の行程となります。

「水沢岳」の北斜面を上から見ています。
キノコ岩がたくさんある急な下りです。
流石に真ん中を攻める事はできずに、左側を慎重に下ります。
上からではあまり急な斜面がわからないですね!

下から見たところです。
私はさっさと下りて、2人が苦労して下りて来るのを待っています。
ちょっとは斜面の急なのがわかりますかね!

次の岩山が見えてきました。
「鎌尾根」は下からは結構なだらかに見えますが、実際はかなりのアップダウンがあります。

谷を挟んだ岩山です。
一番上に何人か人がいるのがわかりますか?
そうです!あそこまで行くのです。
”Aさん”は、寒さと”恐怖?”の連続で半泣き?状態です。

何回も続く、急坂(岩登り)を頑張って登っていきます。
両手両足を使わないと登れない場所です。 
やっと頂上部分が見えてきました。
クサリがありますが、木につかまって登っています。
もうこの時点で足がパンパンだったようです。

なぜか?1つのピークで喜んでいる2人です。
空を見てわかるように、雲っていて強風が吹いています。
この後、雨も降ってきて少し過酷な状況になってきます。

さっきまできれいに見えていた「鎌ヶ岳」が急にモヤってきました。
この後、完全に見えなくなってしまいました。

「鎌尾根」の急坂は、岩だけでなく、こんなザレたところもあります。
これが結構登りづらいです。先行者の踏み跡を慎重に進みます。

”カニの横ばい”と言うのでしょうか?
短い距離ですが、細い道を進みます。もちろん、右側は谷(崖)です。
この時間は細かい雨が降り続いています。

モヤが掛かって、視界が悪くなった道を進みます。
岩山の巻き道ですが、急な下りになります。
下から先行者の声が聞こえたの迷わなかったですが、少し道を探しました。

やっと「岳峠」に到着です。
「水沢岳」から約1時間半掛かりました。
身体が冷えてきていたので、休憩する場所を探しましたが、
3人が休憩する場所は無く(尾根道なので)、そのまま「鎌ヶ岳」に向かいます。

「鎌ヶ岳」山頂直下の崖です。
最後の難所なのですが、モヤが強くてよくわかりません。
それが良かったのか、何とか山頂まで辿り着くことができました。

震えながら「鎌ヶ岳」山頂(1161m)で記念撮影です。
”Fくん”のいる場所は、強風が吹き抜けています。
はっきり言って、とても寒かったです。

山頂の広場には、20人ほどが昼食を食べていました。
ちょうど風があまり当たらない場所にいたパーティーが下山を始めました。
その場所に落ち着いて、お湯を沸かして、カップラーメンとカップスープで温まりました。
山頂に着いて少しすると急に晴れてきて、視界が良くなりました。
この日に歩いた「鎌尾根」です。

鈴鹿セブンマウンテンの中で、まだ登っていない「雨乞岳」です。
自宅からは「御在所岳」に隠れて見えません。
いつも山に登ると”いつかは!”と思うのですが、なかなか手強そうです。

横から見た「御在所岳」です。
いつも正面?東から見ているので、山頂のレーダーや白い鉄塔が見えないと
どこの山かわからないです。こちらから見ると穏やかな山容です。
いつもはロープウェイ山頂駅付近しか行きませんが、「御在所岳」の最高点は奥(左)です。

12月初めに登る予定の「入道ヶ岳」です。
主稜線から東にせり出しているのが良くわかります。

お昼ごはんを食べて元気になったところで下山開始です。
山頂直下の崖のすっかり晴れています。
正面の山々が「鎌尾根」になります。

熊笹のトンネルで1枚です。
やっと”笑顔”でピースです。
しっかりと鍛えて、また一緒に登りましょう!
一方、”Fくん”は先週の「揖斐川フルマラソン」の疲れも見せずに余裕でした。
2人で登るともっと早いペースになるので、今回は”Aさん”のお蔭?で無理のないペースでした。

「岳峠」から「雲母峰」に向かう途中に、「カズラ谷」の分岐があります。
春はこの場所で足(太もも)が攣ってしまいました。
しかし、今回は余裕で通過です。

「カズラ谷」は、こんな感じの林の中の道を下ります。
あまり(全然)眺望はありません。
今回は下りでしたが、登るのにはあまり面白くないかも?です。

調べたら「カズラ滝」と言うようです。
前日の雨でそれなりに水量があり、なかなか立派な滝でした。

きちんと下調べをして行ったので、特に困ることなく、無事に下山できました。
まあ!”怖いものは怖いですよね!”  ・・・  楽しかったけどな~!!

約6時間40分の山行でした。
休憩時間込みですが、6時間近く歩いていたことになります。

個人的には”リベンジ”の登山だったのですが、やはりなかなか手強い山ですね!
年末まであと3回くらい登れるでしょうか?

2012年11月11日日曜日

ハライド キノコ岩 青岳 ・・・

この週末に予定していた「鎌ヶ岳」は、一緒に登る友人の予定で次週に延期です。

どうしようか?と思っていたのですが、良いお天気なので出掛けました。
次週、「鎌ヶ岳」があるので、足慣らしを兼ねて軽めの山歩きの予定だったのですが・・・。

鈴鹿の山々はきれいに晴れて、絶好の登山日和です。
あらためて説明は必要ありませんが、一番左のピークが「御在所岳」ですね。
この日もたくさんの人たちが登っていることと思います。
一番右のピークは、「釈迦ヶ岳」です。これまでに2回登っています。
今回はこの2つの中間に位置する「ハライド」「青岳」を目指します。
ちょうど電柱の辺りでしょうか??

出発地点の”朝明キャンプ場駐車場”です。
少し遅い時間でしたが、既に8割くらいは埋まっていました。
駐車場のおじさんは、”朝6時前からずーっとこんな状態!”と走り回っています。

駐車場横の大きな登山地図看板前から今日登る方向を臨みます。
この駐車場は、標高450mほどですが、周辺の木々もいい感じに色付いています。

9時に駐車場をスタートして、「ハライド」登山口までは15分ほどです。
ここから山登りが始まります。
登山道はよく整備されていて、道に迷うことはありません。

「ハライド」までの約2/3くらいは、こんな林の中なので、眺望はよくありません。
それにかなりの急坂の場所があります。
”今日は軽く?”なんて甘い気持ちでいたので、最初からペースが上がりません。
駐車場にあれほど車があったので、たくさんの登山者がいるかと思っていました、
この登りでは4人しか会いませんでした。はやり、「釈迦ヶ岳」方面でしょうか?

山頂下の尾根に出ました。
一度に視界が開けて、向かいの山の斜面はきれいに紅葉しています。

「ハライド」(906m)の山頂です。
少し薀蓄を!
ハライドは、日本語のようです。
最初の「ハライ」は、「お祓い」のようで、宗教的な行事が行われた場所と言われています。
最後の「ド」は、「戸」の字を当てるようで、”場所”を指しています。
そんな知識があってか?山頂付近は何か神秘的な感じがしました。
「ハライド」は、西方向に開けているため、我が家(東方向)からは見えません。見える??

ハライドの山頂からです。南方向を見ています。
奥から「御在所岳」「国見岳」と続いています。
一番手前(右)はこれから登る山です。

上の写真にも写っていますが、「御在所岳」中道の「キレット」です。
コンデジの光学望遠+引き伸ばしなので、画質が情けないですが、
偶然にロープウェイのゴンドラが写っています。
「キレット」も「切戸」と書くそうです。
急激に切れ落ちている場所という意味でしょうか。

北方向です。
右側に「釈迦ヶ岳」と大ガレが見えます。
すぐ左に「猫岳」があり、中央左に「羽鳥峰」、「金山」と続きます。

さて、これから登る山です。名前はわかりません。
写真からもわかるように、谷まで下りて、再度登ることになります。

後から写真がありますが、「ハライド」の山頂付近は岩山です。
岩の急坂を慎重に下ります。
先行者がいたので助かりました。一人だったら道をロストしていたかも・・・。

下りたところが「腰越峠」です。
ここには”ケルン”があります。

「腰越峠」から「ハライド」を振り返っています。 
岩がゴツゴツした山です。

「ハライド」の反対の山を登ります。
登山道は整備されていますが、かなりの急坂です。
呼吸が上がってしまって、何度も立ち止まっていました。

「ハライド」と同じくらいの高さまで来ました。
でも、こちらの方が高いのでまだまだ登りが続きます。

やっと緩やかなところまで来ました。
ここまで来ると、この先はかなり余裕です。

本日の2ヶ所目の目的地です。
「キノコ岩」と言います。
登山道の北側に突き出した大きな岩の上に乗っている岩です。
「キノコ岩」のすぐ向こうは谷です。
影で自分を写し込みました。

そこから暫くいくと、本日最終の目的地の「青岳」に到着です。
この場所は、あまりピークらしくなく、稜線の通過場所的な所です。
この場所がこの日の最高到達地点(1102m)となります。

「青岳」からの眺めは最高でした。
私の町が一望できます。中央の川は「三滝川」です。
奥には伊勢湾も写っています。

養老山地の上に、「御嶽山」が見えます。
山頂付近が白くなっているので、雪が積もっているのでしょう!

登り始めて、2時間近くが経過したので、コーヒー休憩としました。
まだ昼食には早かったので、10分ほどの休憩です。

「青岳」からは稜線を北に進み、「根の平峠」を目指しました。
すると、あっけなく到着してしまいました。
左が「青岳」-「御在所岳」方向、右が「羽鳥峰」-「釈迦ヶ岳」方向です。
上は、「愛知川」-「雨乞岳」方向です。家族連れが紅葉を見に「愛知川」へ向かいました。
手前は「駐車場」方向で、本当はここから下山する予定でしたが、
まだ11時20分だったので、もう少し歩く事にしました。これがちょっと失敗?!

紅葉した山と「釈迦ヶ岳」です。

一つピークを越えると「中峠」です。
ここからの下りられますが、写真だけでスルーしてしまいました。

途中の見晴らしの良い場所で振り返ると、「ハライド」が見えます。
左側の尾根を登り、右の谷に下りて、更に右の尾根を登ったわけです。

途中に「水晶峰」を越え、「金山」(906m)に到着しました。
稜線上にいくつかあるピークの1つですが、
真正面に「釈迦ヶ岳」がきれいに見えたので、ここでお昼にしました。

本日の昼食は、カップスープ(サクサクパイの入ったチーズ味)です。
その他におにぎり3個食べました。
今回は、燃料を持って行くのを忘れませんでしたよ。
暖かい食べ物はうれしいですね!

昼食中に見ていた「釈迦ヶ岳」です。
大ガレが正面に見えます。かなりの迫力です。

お昼休憩も終わって、下山する場所までのんびりと歩きます。
真っ白な砂山が見えてきました。
この山が「羽鳥峰」です。たくさんの人が見えますね!
この日、ここまでに出会った人数よりも多くの人たちにこの場所で会ったかも!
たぶん、「釈迦ヶ岳」から稜線沿いにここまで来た人たちと思います。

羽鳥峰手前の「谷コース」の方向に下ります。
この道は過去に2度通っています。

駐車場の手前できれいに色付いた木々を楽しんで、この日の山登りは終了です。
車に到着したのが、1時30分でした。この日4時間半の山行となります。

さて、次週は「鎌ヶ岳」に登ります。
春の苦い経験があるので、すっきりと登って来たいと思います。
では、また来週!!