2018年7月17日火曜日

日本百名山 木曽駒ケ岳 青空の山頂へ その2

木曽駒ヶ岳 登山の続きです。

コマクサ(駒草)は、駒ヶ岳に咲いているからの命名ではありません。
花が駒(馬)の鼻先のような形をしている事から名前が付いています。
燕岳や八ヶ岳(硫黄岳周辺)のコマクサはもっとピンクだった気がしますが、
ここのコマクサはとても赤が強いです。
石の中に健気に咲いています。

コマクサの咲いている場所から中岳を振り返っています。
左の青い屋根は、頂上山荘(2870m)です。
その奥にテント場が広がっています。

木曽駒ヶ岳(2956m)の山頂です。
珍しく自分の写真を載せました。
頼まれて写真を撮ってあげたら、私の写真も撮ってもらえたので・・・。

山頂奥で昼食を作って食べました。
今回、初の試みとして、メスティンでパスタを茹でました。
家で2回ほど練習したのですが、山の上では難しいです。
とてもしっかりしたアルデンテ(簡単に言うと芯が残った)パスタでした。
でも、山の上で食べるご飯は美味しいです。

だいぶガス(雲)が多くなってきました。
テント場は3連休初日の昼過ぎに満員御礼の状態です。
この後、帰り道でテントを担いだ登山者とたくさんすれ違いましたが、
無事にテントは張れたのでしょうか? 少し心配になりました。

帰り道もコマクサを探して歩きます。
結局、2株しか見つかりませんでした。
この写真が2株目です。
小さな株で、花は1つしか付けていません。

こちらの株は立派です。
ほとんどの登山者は気付かずに通り過ぎていきます。
私が長く撮影していたので、それで気付いた人たちが歓声を上げていました。
6年前もここに咲いていたので、割と簡単に見つけることが出来ました。

宝剣岳のすぐ横にある天狗岩です。
天狗の鼻というよりも、くちばしに見えますが・・・。

八丁坂の下りです。
ガスがどんどんと登ってきます。
千畳敷駅が見えなくなる時間が多くなってきました。

帰りに剣ヶ池の周りを散策します。
ミヤマキンポウゲやチングルマ、コイワカガミなどが咲いています。

千畳敷カールの看板です。
誰も写っていませんが、写真の順番待ちが沢山います。
その合間を狙って撮った写真です。

チングルマの群生です。

手前の赤い花がコイワカガミ(小岩鏡)です。

ロープウェイ待ちの合間に、ソフトクリームを頂きました。
疲れた身体に甘いクリームが美味しいです。

千畳敷駅に戻って、着替えたり、トイレへ行ったりしている間に
ロープウェイ待ちの列が大変な事になっていました。
戻った時に聞いたら、「20分待ち」に余裕!とゆっくりしているたら、
写真のように1時間以上の待ち時間になっています。
その後、整理券配布になり、14時40分のロープウェイに乗れました。
千畳敷駅で1時間30分程度の待ち時間でしたが、ロープウェイに乗る時に見たら、
16時10分(更に1時間30分待ち)まで人が増えていました。
朝も帰りも1時間30分づつ(合計3時間)の待ち時間となりました。
3連休 恐るべしです!!

16時前に車に戻り、お風呂に入り、食事をしてから帰宅しました。
高速道路は渋滞もなく、21時には家に到着しました。
翌日も足に軽い張りがあるだけで、筋肉痛にもならずに済みました。

さて、次週はどの山に登りましょうか??


日本百名山 木曽駒ケ岳 6年ぶり?に!その1

久しぶりに山へ行ってきました。
梅雨明け後の1週間の晴れ間を狙ってます。

今回訪れた山は、中央アルプス「木曽駒ヶ岳」です。
前夜0時過ぎに到着して、朝5時に起床したのですが、
既にバス待ちの長蛇の列ができています。
この日のバス始発は5:15です。
6時過ぎになれば、ゆっくり乗れるのではという甘い判断がダメでした。
ちなみに駐車場は3時頃に満車になっていたようです。

結局、1時間30分ほど列に並んで、7時頃にバスに乗る事が出来ました。
この日は10分?くらいの間隔で臨時バスがでていました。

定員一杯(補助席使用)に詰め込まれて、ロープウェイ駅に向かいます。
通路側だったので、外の景色もあまり見ることができなかった。

約30分でロープウェイ駅に到着したけれど、ここでも200人ほどの列があります。
雲一つない晴天のため、直ぐに整理券が配られました。
屋根のあるベンチで順番を呼ばれるのを待ちます。

ここでは30分ほど待って、ロープウェイに乗ります。
山頂付近には雲1つありません。

約8分で千畳敷カール駅に到着です。
先ずは、南アルプスと富士山が出迎えてくれます。
左から甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳が見えます。
中央に飛んでいるのは、ツバメです。
ホテルの軒先で、たくさんのツバメが子育てしています。


千畳敷カールから宝剣岳、乗越浄土を見上げます。
中央左のピークが宝剣岳、右側の一番低い谷の上部が乗越浄土です。

八丁坂の途中のお花畑です。
ミヤマキンポゲの黄色い花が一面に咲いています。

八丁坂の途中から振り返ると、千畳敷カールの全貌がわかります。
今年は春から暖かかったからか? 雪渓がほとんど残っていません。
麓から雲が湧き出してきました。

30分ほどで乗越浄土に到着して、宝剣山荘まで来ました。
この小屋の横にザックをデポして、宝剣岳に登ります

宝剣山荘の横から見ると、宝剣岳のそれほど険しくは見えません。
でも、この時間に登っている人は数人しかいません。
多くの登山者は、宝剣山荘横を通過して、中岳に向かって歩いてきます。

宝剣岳の山頂(2931m)です。
私は写真の一番下辺りまでしか行けません。
後ろから来た登山者と話をしていたら、スルスルと登って、
パフォーマンス(片足立ち)までしてくれました。

宝剣岳から見た千畳敷カールとロープウェイ駅(+ホテル)です。
ガスが出てきたので、幻想的になっています。

山頂から降りようとしていたら、核心部(最も危険な場)で
登ってきたカップルと遭遇です。
一人づつしか通れないので、先に登ってもらいます。
女性が慎重に登ってきます。
この場所が通過できれば、山頂付近までは行けます。
山頂の上にはなかなか立てませんが・・・。

待っている時に、西側に目を向けると、
右から木曽駒ヶ岳、一段低く 木曽前岳、左奥に御嶽山 が見えます。
御嶽山の山頂付近は灰茶色の土で覆われていました。
まだ行方不明の登山者がいます。一日早く発見されるように祈って   合掌。

宝剣岳の次は、中岳(他の山にこの名前がたくさんあります)に向かいます。
中岳山頂(2925m)から振り返っています。
中央のピークが先ほど登った宝剣岳です。

こんな岩場にヨツバシオガマ(四葉塩竃)が咲いています。
赤系統の色はとても華やかです。

今回の目的の1つのコマクサ(駒草)を見つけました。
青い空、白い石、コマクサの赤のコントラストが良いですね!

長くなったので、前半終了にします。
後半は その2 で紹介します。


2018年5月29日火曜日

雨乞岳 セブンマウンテン 6山目

5月最後の日曜日に雨乞岳に行ってきました。

鈴鹿スカイラインは相変わらず車で溢れています。
武平峠の1つ下のカーブ(いつもの場所)に車を止めて、スタートです。
武平峠のトンネルを歩いて滋賀県側に入ります。
雨乞岳の登山口です。(ぜんぜん味気ない写真ですが)

この山はほぼ毎年登っているので、途中の写真はありません。
春の花の時期もほぼ終わっているので、しばらくは花の少ない時期になります。
昨年末に落ちた種が芽吹いています。
この中で何本が成木になれるのでしょうか?

小さな白い花を発見です。緑に囲まれています。
疲れを忘れて、癒される瞬間です。

最近は意識してゆっくり目の歩いているので、
東雨乞岳まで約2時間30分掛かりました。
山頂の看板が新しくなっています。
昨年5月の写真を見るとかなり痛んでいたので、新調されたようです。

「東雨乞岳」から見た「雨乞岳」です。
途中は芝生のように見えますが、クマザサが一面に生えています。

10分弱で「雨乞岳」山頂に到着です。
こちらの看板は古いままです。
知らない人は「東雨乞岳」を雨乞岳と勘違いするかも?

「雨乞岳」から見た「東雨乞岳」です。
左後方に「釈迦ヶ岳」が見えています。

サラサドウダン(更紗灯台)と思います。
アセビの花を一回り大きくしたくらいの花です。
赤が鮮やかでした。

東雨乞岳山頂で御在所岳(左)や鎌ヶ岳(右)を見ながら昼食を頂きました。
中央に見える峠が武平峠です。
その向こうに雲母峰(キララ峰)が見えています

この山に登ると帰り道は、三人山経由の郡界尾根を歩きます。

この道は石楠花の群生があります。
今年は花が早く、5月中旬に終わってしまいました。
たくさんの木の中で、一輪だけピンクの花が残っていました。

自然のままの森が残っています。
大切にしたいですね!

鈴鹿スカイライン沿いに、タニウツギ(谷空木)が咲いていました。
こちらはピンクの柔らかい花です。

これで残りは「入道ヶ岳」だけになりました。
だんだん暑くなり、山頂でも涼しく感じなくなってきました。
梅雨が間近に迫っていますが、さて夏前に達成はなるのでしょうか?