2013年5月3日金曜日

雨乞岳 樹氷? 武平峠

5月の1回目の山行です。
ゴールデンウィーク期間中の平日に、「雨乞岳」を目指します。
「雨乞岳」でセブンマウンテンを制覇することが出来ます。

この日は前日からの強風が止む気配が無く、御在所岳には雲が掛かり、虹が出ています。
前日から気温も低く、山の上はどんな状況でしょうか?


車を「武平峠」トンネルの手前の駐車場に止めて出発です。
既に空には青空は無く、小雨が時々降っています。
車の温度計は、5℃となっていました。

トンネルを徒歩で通って滋賀県側に出てきました。
「雨乞岳」の登山口近くに20台ほど車が止められますが、既に満車でした。

始めは、杉林の中をゆっくり登っていきます。
踏み跡と目印はしっかりあるので、道迷いの心配はありません。

少し進むと沢沿いの道となります。
水量は多くないので渡渉も問題ありません。

コクイ谷の分岐です。
右に行くと「コクイ谷」へ向います。
今回は左の「クラ谷」方向に進みます。

小雨が降り続いています。
雨に濡れた”イワウチワ” (岩団扇)です。【修正しました】
三重県のイワウチワは、絶滅危惧種(VU)になっています。


途中で見る事のできた「西雨乞岳」(左)と「雨乞岳」(右)です。
この後、天候は更に悪くなって、山容を見ることは出来なくなります。

クラ谷の沢沿いを登ると言うよりは奥へと進んでいきます。
この辺りはゆっくり歩くといい場所と思います。

「こごみ」と思います。
クサソテツ(草蘇鉄)というシダ類の一種です。

前回の「竜ヶ岳」でも出合った白いスミレです。
紫の「立坪スミレ」の脇にひっそりと咲いています。

名前はまた調べます。【更新です】
この花?は、ボタンネコノメソウ (牡丹猫の目草)です。
ユキノシタ科の多年草で、萼裂片が褐色なのが特徴です。

この谷はこのような小さな滝がたくさんあります。
今の時期は水量が少なく穏やかな表情です。

「七人山」の分岐です。
ここから本格的?な登りになります。
また、ここから尾根道になり、強風に晒され、だんだん寒くなってきます。

先ず、潅木の中の登りとなります。
その後、熊笹の中を登って行きます。

道端に氷がたくさん落ちています。
雨は霰に変わったのは気の精では無いようです。
体感的には”氷点下”の気温です。

急に風が強くなり、ピークに到着しました。
木の看板には、「西雨乞岳」と書いてあるようです。標高は1226mです。

近くにあった木には、季節外れの”樹氷”が出来ています。
それも、”海老のシッポ”状態の・・・。
下の熊笹も氷が付着しています。

「雨乞岳」方向にかすかに山容が見えます。
これが無かったら、道を間違えるところでした。

「雨乞岳」へは、場所によっては背の丈の笹の間を歩きます。
カメラのレンズに雨が付いて、良い具合にボヤけていますが・・・。

何とか「雨乞岳」の山頂に到着しました。
風、雨ともに吹き荒れています。
こんな日でも、この時5人の登山者が山頂にいました。

「雨乞岳」(標高1238m)です。
鈴鹿セブンマウンテン登頂を目指してから、足掛け3年でようやく達成できました。
この次は、天気の良い日に登りたいです。
この時既に寒さで震えていました。装備は問題無かったのですが、手袋が濡れてしまって・・・。

山頂は写真を撮るのみで、直ぐに下山します。
途中僅かな雲の切れ間から、「釈迦ヶ岳」?が見えました。ほんの一瞬でしたが。

寒かったのですが、体力も足も大丈夫だったので、「七人山」に立ち寄りました。
この場所はピークかどうかわからなかったですが、多分間違いないでしょう?

この後直ぐに着替えと食事のために休憩しました。
この日は食事の写真を撮るのを忘れなかったです。
おにぎりとカップラーメンとシュークリームです。

この花も今から調べます。
赤い花(木の花は多いけど)は少ないので・・・。

13時過ぎに武平峠まで戻ってきました。
ここまで来ると青空なんですよね!
ここはトンネルを通って、三重県側に入ったところです。

車を止めた駐車場からは「御在所岳」のロープウェイ駅が見えます。
ここからだと、1時間ほどで登れるようです。
逆(南側)に行けば、同じく1時間ほどで「鎌ヶ岳」にも登れます。

今回は平日に拘ったために、天候は良くなかったです。
次回は是非良い天気の日に来たいと思います。

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