2015年8月3日月曜日

百名山 槍ヶ岳 その2

槍ヶ岳の後半です。

槍ヶ岳の穂先に登ります。
後ろに見えるのが槍ヶ岳山荘です。
ここはまだ大丈夫ですね。

上を見上げると、たくさんの登山者が見えます。
少し風が出てきました。
さて、どうなる事か?

我々の前に数人のグループがいます。
慎重に登っていきます。
ルート確認できるため、とても助かりました。

この穂先は、くさりやはしご、鉄杭などたくさんとありますが、
何もない場所では岩を実際につかんで登るしかありません。

急な岩場になります。
前のグループも慎重に登っていきます。
幸いに後ろから登ってくる登山者がいなかったので、マイペースで登る事ができました。

高度感はそれ程ないので、怖くはありませんが、
自分の手と足が頼りになるので、楽しい時間と言えます。
Sさんはどうかは知りませんが・・・。

はしごの登りは下を見ないで登れるのであまり怖くはありません。
顔は引き攣っているようですが・・・。

槍ヶ岳の穂先は登りと下りとルートが分けられていますが、
一部は上り下りで同じ場所を通ります。
下りが団体さんだったために、しばらく足止めです。

足場のしっかりした場所でストップできたので、
写真を撮る余裕もあります。
奥穂高岳方面を見ています。
大喰岳、中岳、南岳、北穂高岳と言った3000m級の山々が続いています。

10分ほど休憩(渋滞)して、再度登り始めます。
休憩したことで、高度感に対して少し余裕ができたみたいですね!

さて、山頂直下の2連のはしごです。
1段目は普通に登りました。(ここから前後を交代しました)

2段目です。
少し長いです。

見事登頂です!!
山頂は20人ほどで一杯になる広さです。
我々が登った時間は数人しか居ないラッキーな時間でした。

先ずは二人で記念撮影です。
山頂に居た人達と交互に記念撮影をしました。
日本五番目の3180mです。
風が強くて、少し寒かったので、ウインドブレーカーを着ています。
後ろは、右に燕岳、奥に白馬岳へと続いていると思います。

後から登ってくる人がいなかったので、
20分ほどのんびりと360°の景色を楽しみました。
最後のはしごの上から下を写してみると・・・。
高度感が写真ではイマイチですが、ちょっと足がすくみます。
下りは足の位置を見るために下を向くので、どうしてもこの景色を見ることになります。

奥穂高岳(日本三番目)がきれいに見えます。
右には昨年秋の登った西穂高岳が、更に右には乗鞍岳、御岳、焼岳が見えます。
次回は是非、奥穂に登りたいです。
重太郎新道から吊尾根を経由するか?涸沢からザイテングラートを登るか?を
現在調査中です。(調べているときが一番幸せだったりして・・・)

登ってきた槍沢方面です。
正面に蝶ヶ岳、左に常念岳が見えます。
この2峰も今年中に制覇したいのですが・・・。

笠ヶ岳です。
ここも登りたいですね!


左には、燕岳が見えます。ちょうど雲の下辺りですね!

中央左の大天井岳は分岐になっており、真っ直ぐ東に向うと常念岳、蝶ヶ岳に続きます。

大天井岳から西(手前)に東鎌尾根が続いています。
途中から急激に高度を下げてから、再び急坂をつめるとヒュッテ大槍のある尾根に続きます。

槍沢を挟んで、右側に奥穂に続く山並みが見えます。(5枚の写真の合成です)



十分に景色を堪能したので、そろそろ下りことにしました。
下りはやっぱり下を見るので、ちょっぴり怖いです。

無事に槍ヶ岳山荘まで下りてきました。
そうすると我々を待っていたかのように、高校生の団体が登っていきました。
若者は元気です。
大きな声が山々に木霊していました。


宿に戻って、乾杯(重いビールを下から担いできました)して、
のんびりと山での時間を楽しみました。

夕方は17時から食事です。
この日はほぼ満員状態だったので、2回の交代制です。
手作りを基本にしているという事で、山小屋を忘れてしないそうな内容です。
小さいコップにワインもあります。

夕食後の写真です。
午後は少し雲や風が出てきましたが、下り坂の天気ではありません。

夕日が槍の稜線に沈んでしばらくして、紫色の空に黒いシルエットが浮かびます。
やはりこの場所に来ないと見られない風景です。
当たり前ですが・・・。

夜は満月に近い月のために、満天の星はお預けです。
夜半から強風が吹き始めました。

翌朝です。
日の出の10分くらい前の東の空です。
中央に富士山がきれいに見えます。
富士の右には、南アルプスの山々が連なります。
左には昨年登った八ヶ岳が見えます。

我々のいる場所よりも槍ヶ岳に朝日が当ります。
山頂でご来光を見ている人達がいます。

ご来光です。
大天井岳付近から登りました。
やはりこの瞬間は素晴らしです。

後ろの山々が赤く燃えます。
ちょうど大キレットの部分だけが影になっています。
北穂高岳山荘の窓に日の光が反射しています。

大喰岳と中岳です。
稜線を歩く人達が見えます。
とても良い天気ですが、強風が吹いています。

朝食です。
ペンションで頂く食事のようです。
5時15分から食事なのに、ご飯を2杯も頂きました。
山で食べるものは何でも美味しく感じます。最高に幸せですね!

槍ヶ岳の写真3枚です。

宿(ヒュッテ大槍)の赤い屋根と青い空、所々に残る白い雪渓に槍の雄姿です。
早朝に透き通った空気も感じられそうですね!

少しアップにしました。
穂先の登山道(はしごや鎖のある場所)は、左側の影になっている辺りです。

この日は朝から下山しました。
強風で飛ばされそうだったので、稜線歩きは止めました。

グリーンバンドと呼ばれる辺りまで下りてくると、
山頂付近は真っ白な雲(霧)に覆われています。
1日ズレていたら、あの絶景は見られなかったのかも知れません。

あまりに美味しそうだったので、写真を撮るまでに食べてしまいました。
このソフトクリームは、徳沢園の名物のようです。
”徳沢園のソフトを食べないとね!”と書かれたブログをよく見ていたので、
帰りに食べる約束をしていました。
Sさんのソフトは既に姿かたちが無かったです。

お昼前に河童橋まで戻ってきました。
前日朝とはまるで景色が違って、観光客が溢れていました。

河童橋近くのレストランで昼食(カレーです)を食べてから、
再びバスで平湯に戻りました。
「ひらゆの森」の温泉で汗を流しました。

2日間本当に良いお天気でした。
Sさんと山に行くと雨になったことが無いです。
”晴れ男(私)”と”晴れ女”の相乗効果でしょうか?
Sさんには感謝感謝です。ありがとう。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

川漁師さん、ご無沙汰しております、西穂山荘で出会った二人組みの男です。
槍ガ岳たのしそうですね。

われわれは今年(7月24日)も大学の同窓会前日に山登りをしてまいりました。
同窓会開催地が札幌だったので、十勝岳にテント泊でした。

メンバーは我々二人のほか、同期の二人と、そのうち1人の男の息子(24歳)の
総勢5名でした。飛行機が遅延したり、登山口でにわか雨にやられたりで、登山
開始が4時30分という、危険な時間帯になってしまいました。3時間程度の
登りでしたが、ジンギスカン用の鉄鍋(3kg)やら、テント、シュラフなど
思いザックがたたり、途中で足がつり、やむをえずザックを青年と交換してもらう
こととなりました。。。

ご来光をばっちり拝み、帰りは宮沢りえも入ったという、吹上げ露天の湯にて
汗を流し、楽しい山となりました。


わたし(いまい:黄色い服)は、その一週間後、地元のランニング仲間と谷川岳を日帰りで
登りました。西黒尾根という、日本三大急登といわれるルートで日帰りだったの
で結構しんどかったですが、そこもまた近くに温泉施設(テルメ谷川)があり、
下山後疲れを癒し、いい山になりました。

川漁師さんとは、このさき、どこかでばったりお会いするかもしれませんね!!


ゆきくん さんのコメント...

いまい様 コメントありがとうございます。
北海道への山旅とのコメントには、ただただ羨ましい限りです。
山登り+温泉を楽しんでおられる様子が良くわかります。

槍ケ岳は想像以上に厳しい山でした。
たぶん、途中でもう1泊していれば、もう少し楽だったのかと思います。
でも、素晴らしい山でした。

今度の予定はまだはっきりしていませんが、8月中にもう1回出掛けたいと思っています。

鮎漁も好調です。こちらに来られる事があれば連絡ください。

何処かの山でばったりと再会することを私も楽しみにしています。