会社の夏休みを利用して、槍ヶ岳に登ります。
前夜に平湯に入り、自動車で仮眠を取りました。
午前4時過ぎに「あかんだな駐車場」に移動して、始発バスで上高地に入ります。
入山届けを提出して、水の確保、準備体操をして、5:30に出発です。
私自身として約25年ぶりに訪れた河童橋です。
あの当時はまだ自家用車で上高地に入る事ができたと思います。
まだ朝が早いので、ひっそりとしています。
今回の槍ヶ岳登山は、槍沢ルートを往復する予定です。
最初は平坦な道を快調に進みます。
徳沢園に午前7:00に到着です。
ここで小休止して、朝食にしました。
周りにいる人たちはほとんどが帰りの人たちです。
横尾山荘前に午前8:00に到着です。
この橋を渡ると、涸沢へ向います。
今回はこの橋は渡らずに、写真の右方向に行きます。
少し薄い雲が見えますが、この日は段々と天気は良くなっていきます。
今回は、昨年と同じSさんと登ります。
年間、数回のフル/ハーフマラソンに出場している女性なので、
スピード、体力では全然太刀打ちできません。
さて、どうなる事か?
横尾山荘を過ぎると、だんだん山登りらしくなってきます。
沢伝いに登っていますが、途中で大きな流れの合流があります。
支流側ですが、かなりの水量です。
ちゃんと橋がありますが、渡渉となるとかなり大変です。
この場所は、「一の俣」と言うようですね!
この後、「二の俣」もあります。
9:10に槍沢ロッジに到着です。
ここまでは予定していた時間設定よりも早く歩けています。
小休止して、バナナを食べて栄養補給します。
水分確保とトイレを済ませて、いよいよ槍ヶ岳に向います。
槍沢ロッジ前のヘリポートの広場からの写真です。
木々の間から、槍の穂先が微かに見えます。
この日の初の槍ヶ岳です。
次に槍ヶ岳が姿を見せるのは、2時間後です。
ここからが長い長い登りの始まりです。
岩だらけの急坂を登りつめると、「ババ平」に到着します。
ここからは日光を遮る木々はありません。
「大曲」と呼ばれる場所です。
この時期は、大きな2つの雪渓が残っています。
写真は1つ目の雪渓の手前から撮っています。
登山道は大きく左にカーブしていきます。
正面に見えるのは、「東鎌尾根」です。
1つ目の雪渓を越えた場所です。
ここからはまだ槍ヶ岳は見えません。
2つ目の雪渓の終点辺りです。
登りの雪渓で2回尻餅をつきました。
雪渓は苦手です。
ここからが本格的な登りです。
天気は良すぎて、暑すぎです。それに槍は見えないし・・・。
ひたすら我慢の登りが続きます。
天狗原への分岐に到着です。
まだここからも槍ヶ岳は見えてきません。
ちょっとテンションが下がってきました。
ここへ来て、Sさんが遅れ出します。
この登りの連続にバテててしまったようです。
グリーンバンドと呼ばれる広い場所が見えてきました。
30人以上の団体さんが見えます。
これまで谷の東側を歩いていましたが、もう少し行くと谷の中央に出るようです。
小さな雪渓を渡って、谷の中央方向に向います。
ここでテンションは最高潮になるのですが、これまでの疲れからか?
足が思うように動きません。
槍の全容が見えました。
もう直ぐそこにありますが、すれ違った人によると、”あと1時間30分くらいかな”でした。
Sさんは大きな岩にへたれ込んでいます。
30人以上の団体さんのは近づいたのですが・・・。
我々は足が重く、息も荒く、おまけに水分が底を付いてきました。
槍沢ロッジでの給水が少な過ぎたようです。
急遽、途中の「殺生ヒュッテ」に立ち寄って、水を補給します。
時間も12:30になっていたので、ここで昼食のおにぎりを食べます。
槍ヶ岳がきれいに見えますが、まだまだ遠いです。
後ろを振り返ると、今夜の宿の「ヒュッテ大槍」がほぼ同じ標高に見えます。
直接、槍ヶ岳登頂をあきらめて、一旦宿に向います。
13:00過ぎにチェックインを済ませて、荷物を置いて、再出発です。
宿の前からも槍ヶ岳は良く見えます。
宿の前からの撮影です。
少し雲が出てきましたが、基本的に大きな崩れはありません。
遠くに燕岳が見えます。中央の高い山は大天井岳です。
槍ヶ岳の北側の稜線です。
この尾根からでないと見えないと思います。
槍ヶ岳に続く稜線を登っていきます。
槍がだんだん大きくなってきます。
この稜線の登りにもはしごが2箇所ほどあります。
穂先の練習にはちょうど良いです。
岩場の登りが続きます。
右手に見える赤い屋根は、昼食を食べた「殺生ヒュッテ」です。
その左手の山の頂上に見えるのが、宿の「ヒュッテ大槍」です。
ここまで約30分です。
約40分で槍ヶ岳山荘に到着しました。
この山荘の前からは槍ヶ岳の登山道が一望できます。
山荘の前のテラスのは大勢の登山者が休憩しています。
ここの座ってビールを飲む事を考えましたが、席がぜんぜん空きません。残念!
さて、ここからが今回の核心部です。
ちょうど登る人が少なくなる時間帯になったようです。
話を聞くと、朝から14時頃までは大変渋滞していたとの事です。
今はそんなに登山者が見えません。
前半はここまでです。
穂先への挑戦以降は後半で!
0 件のコメント:
コメントを投稿