【その1】からの続きです。
木々の間から見えた『鎌ヶ岳』です。
地図で見ると、直線で2.5kmほどです。
『キララⅠ峰』に到着したのが、ちょうど10時でした。
そこで、もう少し足を伸ばすことにしました。
尾根道はこんな感じで、快適なハイキング気分です。
1時間もあれば、主稜線に出られるかな?と考えていました。
途中には、春を感じられる芽吹きもあります。
花は咲いていませんでしたが、この辺りにだけ群生していました。
こちらは、「タテヤマリンドウ」です。
鈴鹿山脈の花図鑑で調べました。
2輪はまだつぼみです。
ここからが1つ目のハプニングです。
途中で道を見失って、尾根から右側の谷に降りてしまいました。
歩いている間、”なんか変だなー”と思ったのですが、
”戻ろう!”と思った時点で既に谷底にいました。
きれいな水が流れていました。この時、ちょっと慌てていたので、写真は撮っていません。
結局、沢登りや岩登り、急な尾根を木の根っこにしがみついて登りました。
やっとの思いで辿り着いた道は、別の尾根道でした。
この看板の場所で、やっと元の道に戻りました。
本当は、右の「雲母峰」の方向から歩いてきたのですが、途中で谷を通り越して、
左の「馬の背尾根」に出た訳です。
時間のロスは30分くらいと思いますが、体力を沢山使ってしまいました。
ここが「白ハゲ」と呼ばれる細い尾根です。
白いのは、砂地が露出しているからです。
滑るので注意が必要ですが、この日は風もなく問題はありません。
ここからは緩やかな登りとなります。
ここまで来ると、左右の視界が開けて、お隣の『御在所岳』が良く見えます。
白い鉄塔の少し右側に「キレット」も見えますね!
宮妻口(宮妻峡キャンプ場)からの登山道と合流しました。
「カズラ谷」は一度通りたい道の1つです。なんか”格好良いし!!”
途中で、「シロヤシオ」(と思ったのですが、まだ早すぎますね!)が数輪咲いていました。
空はまだ雲1つない快晴のままです。
やっとの思いで『岳峠』 に到着です。
ここが鈴鹿山脈の主稜線となります。
右には、『鎌ヶ岳』→『御在所岳』→『入道岳』と続いていきます。
先ほどの「白ハゲ」~「岳峠」までの登りで更に体力を消耗してしまいました。
最後の鎌ヶ岳の登りが待っています。
前に数人のシルバー世代の男女が居たのですが、追い付くどころか
確実に離されてしまう始末です。
はっきりこの時点で帰り道に不安を覚えました。
それでも何とか『鎌ヶ岳』の頂上に立てました。
帽子(モザイクも入れています)で表情は見えませんが、疲れきった顔をしています。
頂上到着が、ちょうど12時でした。
「キララ峰」→「鎌ヶ岳」に2時間費やしたことになります。
多分、谷底でのロスが30~40分くらいでしょう!
さて、今回力を入れて準備をしていた昼食セットです。
奥の「ジェットボイル」でお湯を沸かして、インスタントラーメンとスープを作りました。
ラーメンは「リフィル」のチキンラーメンです。
スープは、サンゲタン(参鶏湯)におにぎりを1つ入れました。
この量は流石に多かったので、おにぎり1個は持ち帰りでした。
お湯はすぐに沸くので、楽々昼食です。
今後、バリエーションを考えるのが楽しみです。
約40分ほど昼食休憩して、下山に入ります。
鎌ヶ岳山頂から見た「キララ峰」です。
右下の尾根から写真中央の山頂を越えて向こう側に降りる事になります。
山頂で休んでいる時から、足にかなり違和感がありました。
無事に辿り着けるか心配しながらの下山です。
この日は天気の割には登山者が少なく、主稜線に入ってから10人程に会っただけです。
「キララ峰」からの尾根道では誰にも会っていませんでした。
ここからはパプニングの連続でした。
先ず、降り始めてすぐに右足の太もも内側が攣りました。
近くの岩に何とか腰掛けて、マッサージすること約5分でようやく治まりました。
しかし、強烈な痛みだったために、スピードは半減以下になってしまいました。
その後、「白ハゲ」を過ぎた辺りで、左足の同じ場所(太もも内側)が攣ります。
こちらの方が重症で10分くらい立ち上がれませんでした。
まだ、帰り道の1/4程度だったので、ちょっと不安がよぎりました。
その後はスローペースながら、騙し騙しの歩みです。
足元の写真を撮る余裕も出て来ました。
「ショウジョウバカマ」という花のようです。
写真中央に広がる集落がわが町「菰野町」です。
菰野町全体はかなり広いので写真には納まりません。
写真には、役場や近鉄、国道(湯ノ山街道)などが写っています。結構便利な場所ですよ。
さて、最後の降りでこの日最大のハプニングです。
左足のシューズの前の部分がつまずいた時に剝がれてしまい、
その拍子に体勢を崩してひっくり返ってしまいました。
こけた方向が谷方向だったので、あわや転落!寸前でした。
かろうじて、草とかにしがみついて転落は免れましたが、膝とかを擦り剥いてしまいました。
帰ってきてから判った事ですが、ズボンやシャツに数箇所の穴が開いていました。
大きな怪我がなくて、幸いでした。
今回の教訓「計画はしっかり立てること」「計画変更は慎重に!」です。
春先は息子の引越しなどであまり走り込んでなかったです。
その上に体重オーバー状態なので、当然のように”足”にきた訳です。
今後は無理せずに1峰1峰を確実に登ることにします。
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