2017年8月11日金曜日

上高地~奥穂高岳 出会った花たち 2

今回の山行きで出会った花たちの続きです。


ハクサンフウロ【白山風露】です。
この花も代表的な花です。

薄いピンクの花がとてもかわいいです。

ヨツバシオガマ【四葉塩釜】です。
薄紫色の花弁が数段に重なって咲いています。
花弁の下に四方に伸びた葉がヨツバの名の由来になっています。

オンタデ【御蓼】の群生の中に咲いているヨツバシオガマです。
ザイテングラート付近では、この2つの花は同時に良く見かけました。
オンタデの「御」は、御嶽山で最初に発見された事から名が付いたようです。

クモマグサ【雲間草】です。
岩の割れ目に健気に咲いています。
花は15mmほどの小さな花です。

コイワカガミ【小岩鏡】です。
イワカガミは鈴鹿の山でも咲いているので馴染みの花です。

タカネヤハズハハコ【高嶺矢筈母子】です。
咲き始めはピンク色で、だんだん白っぽくなっていきます。
この花は咲き始めたばかりですね!

イワギキョウ【岩桔梗】です。
穂高岳山荘から奥穂山頂への道に咲いていました。
たぶん、一番高い場所で見つけた花だったと思います。

シナノヒメクワガタ【信濃姫鍬形】と思います。
花は5mmほどで、薄い紫色の4枚花弁がある。

横から見ると、こんな感じで咲いています。
葉は対で生えており、浅い鋸歯があり、両面に毛がある。

最後は黄色い花です。
どこかのブログで、黄色い花の名前は難しい!という記事を読んだことがあります。
これまでも名前が特定できなかった黄色い花がたくさんあります。
今回も悩みました!
一般的?なミヤマキンバイやシナノキンバイと思っていたら、どうも違うような!!

ミヤマダイコンソウ【深山大根草】と思います。

シナノキンポウゲ【信濃金鳳花】と思います。
 黄色い花は、葉っぱで区別する方法が有力ですね!

こちらは、タカネニガナ【高嶺苦菜】です。
この花は特徴があるので特定しやすいです。

黄色い花は好きです。
でも、特定が難しいので・・・。

まだまだたくさん花の写真を撮りましたが、
視聴に耐えられるのはこれくらいです。

ゆっくり花を愛でる山登りがしてみたいものです。



上高地~奥穂高岳 出会った花たち 1

今回の山行(奥穂高岳)で出会った花たちです。
場所別にしようかと考えましたが、名前を調べるのに都合が良いように
色別で並べました。
(ピントが甘いです。特に登りで写した写真はブレています)

センジュガンピ【千手岩菲】です。
結構広い範囲で見られます。

花は直径20mm程で、先端がギザギザになっています。

モミジカラマツ【紅葉唐松】です。
白い花びら部が線香花火を思わせる可憐な花です。

花弁は直径10mmほどです。
1本1本がきれいに写りました。

キバナシャクナゲ【黄花石楠花】と思います。
今回の山行では、この場所(涸沢小屋の上)だけだったと思います。

ウラジロナナカマド【裏白七竃】です。
樹高は2mほどでそれほど高くはありません。
涸沢小屋の上部に群生して生えていました。
白い花を房状に咲かせています。この花も今が最盛期です。
秋になると花の部分が真っ赤な種子になります。そちらの方が有名です。

ダイモンジソウ【大文字草】です。
この花も岩場の険しい場所に咲いていました。

花弁は5枚ですが、2枚が長く伸びるものがあり、「大」の字に見えることから
大文字草と名がつけられています。
1つ1つの花は10mmほどなので、見逃してしまいそうな花です。

エゾシオガマ【蝦夷塩釜】です。
花は黄白色で唇形の横にねじれた形をしています。
葉は縁に鋸歯形になっています。

ハクサンイチゲ【白山一花・一華】です。
登山道にたくさん咲いている代表的な花です。

花びらが大きく、白く豪華な花です。
本当に今が盛りと咲いています。

イワツメクサ【岩爪草】です。
岩のわずかな隙間に生えています。
白い小さな花をたくさん付けています。

花弁は10枚に見えますが、深く切れ込みが入った5弁花です。

チングルマ【稚児車】です。
この花も涸沢カールの代表的な花です。
花弁は5枚で、その中央に黄色い雄しべと雌しべがあります。

白と黄色のコントラストが鮮やかで、とても目に付きやすい花です。
後から紹介するミヤマキンバイとともにお花畑を代表する花たちです。

白い花主体に紹介したので、次からは赤、紫、黄色などです。

余裕のある山行きだと、たくさんの花の写真が撮れます。
いつもこうだ!と良いのですが…。



日本百名山 19座目 奥穂高岳 その4

その4:最終日 奥穂ふたたび

2日目最後の写真です。
少し雨が降りましたが、夕方にはきれいに晴れました。

3日目の朝は良く晴れています。
今朝の気温はテントの中で8℃でした。
夜は寒さに耐えながら寝ていました。
朝5:00です。
朝日が山々に当たり始めました。

東の空を見ると、大きな屏風岩に朝日は遮られているようです。
谷を覆う雲が幻想的です。

少しはモルゲンロートと呼べるでしょうか?
2800m以上はずっーーと雲の中です。

涸沢カールから吊尾根に掛けて、朝日が照らします。
帰りの日に見えた朝焼けです。

テントを片付けて、下山の準備を済ませます。
涸沢ヒュッテのテラスでは、のんびりとした登山者が山を眺めています。

7:00 下山開始です。
前を歩いていた高校生(男女)のグループの後ろを歩いてきました。
横尾に8:40に到着しました。
高校生は素晴らしいです。汗ダラダラで歩きました。

横尾は休憩なしにして、徳沢まで頑張りました。
そのご褒美に、今回もソフトクリームを頂きました。

その後の写真はありません。
上高地バスセンターは11:00(涸沢から4時間)のバスに飛び乗りました。
温泉に入った後に昼食です。
今回はしょうが焼き定食を頂きました。


これで今回の奥穂高岳への山行きは終了です。
そこそこお天気に恵まれた山行きでした。
次回の予定はまだ確定していません。どこへ行こうかな??


2017年8月10日木曜日

日本百名山 19座目 奥穂高岳 その3

その3:穂高岳山荘~テント編

山頂から穂高岳山荘に戻りました。
山荘の東側では、直ぐの所まで雪渓が残っています。

涸沢のテント場方向を見ると、この時間は雲が晴れているようです。

山荘の前には、「穂高岳山荘」の看板があります。

入口を入った場所は広い開放的です。
まだ午前中ですが、多くの登山者が宿泊の受付をしています。
この山荘で宿泊するのは、”あり”だと思います。
いつか是非…。

受付の隣りにある売店兼食堂です。
ここで家内へのお土産にTシャツを買い、
昼食?として味噌ラーメンを頂きました。

味噌ラーメンです。
とてもおいしく頂きました。

11:05 だんだんとガスが多くなってきました。
午後から天候は下り坂との予報もあるので、そろそろ下山します。
これから奥穂山頂に向かう人たちもたくさんいます。

来た道と同じザイテングラートを下ります。
登りであまり見なかった方向なので、景色を見ながらゆっくり下ります。
上の方からガスが迫ってきています。

ザイテングラートを半分ほど降りると良いお天気です。
昨夜、今年は雪(雪渓)が多く残っていると隣りのテントで話をしていました。
登山道にはあまり雪は残っていませんが、テント場には沢山ありますね!

ザイテングラートの取付点が見えてきました。
ほとんど下りですが、登りの登山者も少しいます。

取付点への石畳の道もきれいに見えます。

11:50 取付点から上方を見ています。
真上は晴れていますが、周辺は雲に覆われています。

途中の雪渓から見上げると、涸沢槍の方向ですが、すっかり雲の中です。

奥穂方向です。
今登っている人たちは、眺望は望めないのでしょうか?
良い日、いい時間に登ったと満足していました。

12:50 涸沢小屋に戻ってきました。
途中で山を眺めながらボーっとしていたので遅くなりました。
テラスでは山から下りた(たぶん)登山者が、ビールとおでんを食べていました。

テントに戻って、着替えをしてから、テント前で休憩です。
下界から持ち上げたウイスキーを涸沢水で割っています。
おつまみは、前回の山行(蝶ヶ岳)で残ったじゃがりこです。

14:23 この時点でかなり冷えてきた(風がそれなりにある)ので、
上下ともにダウンジャケット、ダウンパンツを履いています。

テント数は、前日とさほど変化ありません。
たぶん、週末に比べたら半分以下なのでしょう!

2日目終了です。
夕方から雨になりました。
慌ただしい夕食になったので、写真を忘れました。
この夜は凄く?冷え込みました。(私にとっては…)

次回、最終です。
下山します。