(時刻は12時10分です)
ちょうどこの辺りの石楠花は一番きれいに咲いていたと思います。
ハイマツとシャクナゲも良いですね!
さて、まだまだ雲が重く垂れ込めて、甲斐駒の全体像が見えません。
仕方ないので、1つ1つのピークを慎重に越えて行きます。
駒津峠から甲斐駒直下付近までは、アップダウンを繰り返します。
崖の左側はかなり落ち込んでいますが、下まで見えないので高度感はありません。
この場所は岩の右側を通って行きます。
たぶん、六万石という巨石の横を通過しています。
ピークが見えてきたので、あそこが山頂か?と思いましたが、全然違いました。
先行者2名と下りてきた2名が話ししています。
どうも、この直ぐ先に分岐(直登ルートと巻き道ルート)があるようです。
雲(ガス)が濃くて、先がまったく見えないので、巻き道を選択しました。
アップダウンが終わって、白いザレ場に出てきました。
この写真は通り過ぎたアップダウンを見ています。
赤い看板と微かな踏み跡を頼りに登っていきます。
この日は登山者がとても少なくて、ここまで10人ほどしか出会っていません。
でも、時々下山してくる人達がいるので、道に迷わずに助かりました。
とりあえず、視界の利かない中を登って行きます。
何となく登山道がわかるようになって来ました。
石も砂(ザレ)も一様に白いです。
後からわかりますが、それが甲斐駒ヶ岳の山の不思議です。
やっと魔利支天(2820m)への分岐にやってきました。
出来れば、魔利支天にも登りたかったのですが、
まったく周辺の把握が出来ないので登りは断念しました。
微かに見えているのが、魔利支天です。
(帰りはもっとよく見えました)
この辺りから急に空が明るくなって、雲が晴れてきました。
日頃の行いがこんな所で出るのですね!!?
何となく人の姿が見えるようになり、山頂が確認できるようになってきました。
右側の稜線を登るので、まだまだ距離はあります。
山頂への急坂で喘ぎながら振り返ると、魔利支天がはっきり見えるようになっています。
山頂の祠が見えてきました。
もう少しです。
空がだんだん青色を増しています。
直ぐに雲が出てきます。
甲斐駒ケ岳の山頂(2967m)に到着です。
13時20分なので、駒津峠から1時間10分で登ってきました。
山頂には、2人の若者がいました。一人しか写っていませんが・・・。
この日同じバスで登ってきて、テント設営を早く終えていた事がわかりました。
なので、下りやテント場で再開しています。
とりあえず、自撮り(岩の上にカメラを置いて)してみました。
若者たちは直ぐに下りて行ったので、しばらく山頂独り占めでした。
(独り占めは良くあるなー)
ちょうど山頂直下付近から見上げています。
ここからは祠は見えませんが・・・。
やっと花の写真を撮る余裕が出てきました。
朝からたくさんの花を見て来たのですが、写真を撮る余裕がなくて。
ゴゼンタチダナ(御前橘)です。
御前は、白山の最高峰の御前峰に由来しているそうです。
この花もハクサンシャクナゲと同じように「白山」に関係あるのですね!
駒津峠まで戻ってきました。14時50分です。
ここでやっと甲斐駒ケ岳の姿が確認できました。
こんな形の山だったのですね!
白く見えるわけも理解できました。満足ですね!
この駒津峠は分岐点になります。
帰りは双児山経由で下ります。
写真を撮って、一緒になった先程の若者(彼らは帰りに魔利支天に登っていました)や
母娘3人組と話しをしてゆっくり休憩しました。
ちょうど5時に下山を始めます。
若者(兄弟と判明)2人と母娘の1人?の後に続きます。
その後、休憩で再度話しをして、一人だけ先行している訳がわかりました。
17時までに帰らないと夕飯に遅れてしまうそうです。
朝早かったので、夕飯に遅れるとちょっと騒ぎになるのではと心配したようです。
一番元気な次女?が伝令に選ばれたようです。
朝登ってきた谷です。
左の山の中腹に道路が見えます。
はるか向こうに伊那の街も見えます。
一旦下って、登り直した場所が双児山(2649m)です。
ここまでは4人が離れることなく下りてきました。
双児山から北沢峠までは結構長かったです。
16時30分に到着しました。
途中で水が切れたので、ここで補充しました。
この日の山行きは6時間30分となります。
途中で足が攣るなどちょっと大変でした。
これからテントに帰って、夕飯を作り、明日に備えます。
さて、どうなったかは「その3」にします。
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