2016年5月7日土曜日

宮妻峡 鎌尾根 鎌ヶ岳

GW後半の晴天を見計らって、山に行ってきました。
何処の登山口の登山者が一杯なのを想定して、できるだけ人の少なそうな場所にしました。

今回のコースは、3年ぶり3回目となります。
過去2回はともに雨の降り出しそうな曇り空でした。
稜線は雲で真っ白な状態で、眺望はありませんでした。
3回目の正直と思って行ってきました。
宮妻峡の駐車場は既に満車状態でしたが、何とか駐車できました。

先ずは林道を進みます。
林道沿いの藤の花です。
駐車場周辺は藤の花で紫色に染まっている場所があります。

何の花か?わからなかったのですが、調べてみるとどうもアケビの仲間のようです。
ムベ(郁子)、別名 トキワアケビ(常葉通草)の花が一番近いようです。

ミスミソウ(三角草)と思います。
1つ1つの花びらは、3mmほどの小さな花です。
日当たりの良い場所に群生しています。

マムシグサ(蝮草)です。
最近になってよく見かけるようになってきました。

林道を歩いて登山口までやってきました。
約20分の足慣らしです。
ここから水沢(すいざわ)峠へ登っていきます。

登山口からは、杉やヒノキの林の中を進みます。
しばらくは傾斜も緩やかで、清清しい空気の中をのんびりと歩きます。

水沢峠の直下がこの登山道の核心部となります。
前に年配の女性2人が元気に登って行きます。
左の大きな岩を越えた先で左に向って一気に登り詰めます。

水沢峠まで登ったら西風が強くて、写真を撮るのを忘れました。
そこから10分ほど登ると、水沢岳(1029.7m)に到着します。
風が強くて冷えてきたので、小休止しながら着替えてウインドブレーカーを着ます。
やっとこれから登る鎌尾根と鎌ヶ岳が見えてきました。

水沢岳からの下りは、キノコ岩という珍しい岩の斜面になっています。

上から見るとザレた斜面に大きな岩が突き出しています。
ザレた部分を下りられる傾斜ではないので、左の木の中を降りて行きます。

斜面の途中です。
丸く風化した岩がキノコのように突き出しています。
向こうに見えるのは鎌ヶ岳です。

下から見上げると・・・。
とても登れそうな傾斜ではありませんね!
この場所も核心部の1つでしょうか?

シャクナゲ(石楠花)がもう咲いていました。
この鎌尾根にはたくさんの石楠花がありました。
これからの時期はしばらく石楠花が楽しめそうです。

シロヤシオのつぼみです。
下の方では既に満開になっている木もありました。
今年は花の時期が早めです。

先程のキノコ岩の下りを次のピークから振り返って。

こちらはまだつぼみのシャクナゲです。
日当たりの具合で咲き方に差が出来ています。

つぼみは真っ赤ですね!
花びらが開くとピンクになるのでしょうか?

鎌尾根の中間付近です。
西方向に雨乞岳が見えます。
次は雨乞岳に行こうと思いました。

鎌ヶ岳に近づくと、所々にハルリンドウ(春竜胆)が咲いています。
御在所岳のスキー場周辺では、群生して咲いている頃でしょう。

鎌ヶ岳です。
いつもは北か北東方向から見ているので、南方向から見ると新鮮です。
南斜面も崩落が痛々しいです。
ここまで来ると頂上で休憩している登山者が確認できます。

振り返ると、歩いてきた鎌尾根が一望できます。
小さなアップダウンを繰り返しながらになります。

赤い花は新緑の中でも非常に目立ちます。
こちらはミツバツツジです。

岳峠です。
ここから右に進み鎌ヶ岳に登ります。
帰りはまたここまで戻り、カズラ谷を下ります。

山頂から見た鎌尾根です。
この日は午後1時近かったので、山頂付近には15人ほどしかいませんでした。
何回も登っているので、山頂付近は省略です。

逆光ですが、アカヤシオです。
もうほとんどが盛りを過ぎていましたが、この木だけは今が一番良い時でした。

帰り道のカズラ谷登山道は、イワカガミがたくさん咲いていました。
ショウジョウガカマやイワウチワはもう終わってしまったようです。

所々、迷い込みそうな場所に案内板が立ててあります。
基本的には歩きやすい道ですが、昨年の枯葉が積もっている箇所があり、
何回か足を滑らせて転びそうになりました。

最後に、カズラ滝で写真休憩して、この日の山行きは終了です。

久しぶりに6時間ほど山に入っていました。
天気が良くて、気温が高かったので、2Lの水をに飲み干してしまいました。
今後は水の量を考えないといけませんね!


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