前日夜に5時間掛けて、鳥取県までやってきました。
朝日に浮き上がる「大山」です。
1729mの火山で、中国地方の最高峰になります。
日本百名山に選ばれています。
前日は登山口まで30分ほどにある道の駅で前泊しました。
登山口の少し手前に「清浄泉」があります。
大山を調べると2つの名水が出てきます。
ここで3Lほど水筒に水を頂きました。
冷たくて美味しい水です。
登山口周辺には駐車場がいくつかあるようですが、
この日は「南光河原駐車場」に車を停めました。
7時過ぎに到着したので、駐車スペース十分に空いています。
大山は右手の木の奥になります。
この駐車場は川の横にあり、大山寺橋が架かっています。
橋の中程まで行くと、大山の頂が見えます。
この日は右側にピークを目指します。
駐車場の入り口に看板があります。
「一木一石運動」参加のお願い とあります。
登山者が踏み荒らした山頂付近の環境を取り戻すために、
1個の石を山頂に運ぼうという運動のようです。
こぶし大の石を1つ持って登ることにしました。
駐車場からの登りはよく整備されています。
この日は全国的に晴れとなり、各地で今年最高気温を記録していたそうです。
風がなく、ジメジメとしていて、山登りにはちょっと過酷な条件だったみたいです。
メインの登山道に合流しました。
山頂までは2.8km、標高差900mほどの山登りです。
先ず、しばらくはこのように整備された石段が続きます。
歩幅が制限されるので、なかなか自分のペースで登る事が難しいです。
少し登ると、阿弥陀堂の看板があります。
少し寄り道です。
「大山寺阿弥陀堂」が正式な名称です。
国指定重要文化財になります。
平安初期の藤原期に建立され、現在の建物は1552年に再建されています。
1合目です。
ここまでは至って順調です。
ギンリュウソウ(銀流草)と言います。
白く透き通ったような花です。
標高1000mです。
あと700mほどです。
この日は平日だった事もあり、登山者は少ないです。
それでも30人ほどの団体さんが前を歩いています。
ゆっくり無理せずに抜かせて貰ったのですが、この辺りから調子がおかしくなりました。
3合目です。
前後には誰もいません。
ここまで快調に登っていたのですが・・・。
この花も「銀流草」ですね!
まだ写真を撮る元気があります。
タニウツギ(谷空木)です。
ちょうどこの花が盛りに咲いていました。
この後に身体に異変?が発生しました。
少し休憩したその後から、調子が悪くなりました。
それでも頑張って、5合目までやってきましたが・・・。
何故か?写真まで暗くなっています。
後から思うと、寝不足と高温多湿による脱水症状などなどが重なったようです。
これまで経験した事の無い足の震えと脈拍の増加でした。
この時点で下山を決めました。
その直ぐ上に分岐がありました。
元の道を戻るのでなく、別の道を下りる事にしました。
きちんと下調べしてあったので問題はありません。
山登りで初めて、途中撤退となりました。
たぶん自分ではわからなかったけど、フラフラで歩いていたと思います。
結果的にこの判断は正しかったようです。
その2につづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿