2日目の朝です。
6人の泊り客のうち、朝食を食べたのは私ともう一人(愛知からの男性)だけでした。
他の人達は朝食をお弁当に代えて、朝4時過ぎに出発した模様です。
私は5:30からしっかり朝食を頂きました。
朝食後に急いで準備して、かろうじて日の出前に出発します。
外は既に歩くには十分の明るさです。
それにしても誰もいない山道は少し寂しいです。
これから登る西穂の山々です。
まだ良くわかりませんね。
今年、山で見る3回目の朝日です。
朝日の当っている丸山です。
ここまでは汗も掻かずに登ってこられます。
まだ、誰とも会いません。一人旅です。
丸山から独標へ向う道です。
この山を登りきるといっきに視界が開けます。
それにしても、このガレの道は朝からはきついです。
右が独標(11峰)です。
山頂付近に微かに人影が見えます。
独標の山頂でご来光と昨夜話していたんで、早朝に出発した人たちと思います。
左のピークはピラミッドピーク(8峰)です。
勿論これから登っていく場所です。
振り返っています。朝日が段々と山々の当りだしています。
手前の丸山、中ほどに焼岳、その奥に乗鞍岳と続きます。
左の谷底が上高地になります。
独標の下まで来ました。
この登りは少し楽しそうな岩場です。
今回はこんな岩場を楽しみに来ました。
独標の山頂に数人の人影が見えます。私に手を振っているような?
山荘から50分で独標(標高2701m)到着しました。
昨夜、一緒に星を見てお話しをした方々です。
男性二人は登場済みです。
女性も東京からの登山者で、一人でここまで登ってきたようです。
3人ともに良い笑顔ですね!
もう一人みえたのですが、私の後ろで写真を撮っていました。
まだ、6時50分くらいだったので、一緒に西穂まで行くように誘ったのですが、
残念ながらこの3人はここまでと言う事でした。
仕方ないので、一人で先に進みます。
独標は11峰になります。
ここから西穂(主峰:1峰)までに9つの峰を越えていきます。
次の頂で振り返ると、独標の上で4人が手を振ってくれました。
それに励まされて、頑張って登っていきます。
所々にこんな場所があります。
高度感が十分ですが、足場がしっかりしているので問題ありません。
独標より上は上級者のみと書かれている訳はわかりました。
9峰です。
これまでもそうですが、白いペンキでルートがしっかりマーキングしてあります。
ダメな箇所には、大きく「×」が書いてあります。
独標からのヤセ尾根です。
奥の山々のも日光が届き始めました。
昨日から雲ひとつなく、風も気持ち良い程度です。
こんな日に山に来られるなんて、幸せですね!
と言って浮かれてばかりもいられません。
それなりに上り下りは緊張の連続です。
ここは急な下りです。
左側はかなり下まで落ち込んでいます。
やはり、下りは慎重になります。
先行している登山者が見えます。
大きな荷物を担いでいます。
この後、直ぐに追い抜きました。また山頂で再会します。
見えているピークはピラミッドピークです。
ここの登り甲斐があります。
ピラミッドピークの頂(8峰)です。
中央に聳えるのが目指す「西穂高岳」です。
右に見えるのが、北アルプスの主峰「奥穂高岳」です。
乗鞍岳の向こうに、白い噴煙を上げる「御嶽山」が見えます。
9月27日の噴火は、悲しい出来事でした。
昨年登っているので、他人事に思えませんでした。
まだ山頂付近に残っている人達がいます。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。合掌。
さて、まだまだ安心できない登り、下り、ヤセ尾根が続きます。
左が7峰です。頂を通過します。
西穂はまだまだ遠いです。
7峰の直下まで来ました。
小さく「7」と書かれた岩まで登ります。
楽しい岩登りが続きます。
振り向くとピラミッドピークから続く尾根道が見えます。
右側の丸い頂は、5峰になります。
ここは左に巻き道を通って通過します。
6峰通過です。7時9分です。
独標出発が6時45分頃とだったので、ここまで25分間で登ってきました。
通過してきた峰々です。
後ろの焼岳や乗鞍岳にすっかり朝日が当っています。
4峰(チャンピオンピーク)に到着です。
3峰です。
ここも巻き道(平湯側)を通過します。
2峰です。
ここも巻き道です。
この辺りは高度感もなく、岩だらけですが、普通に通過できます。
いよいよ西穂主峰の直下にたどり着きました。
この頂は斜面が急で距離もあります。
最後に最大の難所?になります。
この壁を登ると、西穂山頂です。
傾斜が一段と急になります。
矢印は沢山ありますが、手懸り、足懸りが少ないです。
登りは何とか登れましたが、下りは大変かも?です。
なぜか?この日の一番乗りでした。
山頂を独り占めです。
西穂山頂(標高2909m)です。
一応、自分の影を一緒に写しました。
奥は「笠ヶ岳」です。
7月に「焼岳」に登った際は、まだ雪が沢山残っていた山々です。
それから、お約束の三角点タッチです。
8月の誕生日に時計を新調しました。
2回目の登場ですが、前回書かなかったので。
この後、次の人が登って来るまで、30分近く一人でした。
写真を撮って、ボーっとして、また写真撮って、ボーっとしてました。
長くなったんで、山頂からの絶景と下りの様子は次(その3)にします。