2012年8月4日土曜日

木曽駒ケ岳 その2

八丁坂の登り口から「乗越浄土」を目指します。

と言いながら、いきなり振り向いた写真ですが・・・。
坂の途中から千畳敷カールを振り返っています。
駒ヶ根の町並み、南アルプスが良く見えます。


上を見ると荒々しい岩だらけの山並みとCG?と思うほど青い空があります。
本当に”雲ひとつ”ない天気なのです。
日差しは暑いのですが、乾いた空気と涼しい気温で汗も直ぐに乾いていきます。


いよいよ最後の登りです。
前回の御嶽山を経験しているので、この上り坂は楽勝でした。
下に石を落とさないように慎重に登りましたが、順調はペースです。
「乗越浄土」(標高2850m)に到着です。
ロープウェイ駅を出てから約40分と、まずまずのタイムです。
持参した三脚を立てて、二人で記念撮影です。


今回の木曽駒ケ岳には2つの大きな目的があります。
1つは、駒ケ岳(2956m)の登頂です。
もう1つは、宝剣岳(2931m)へのチャレンジです。
クサリ場があり、初心者向けではないと紹介されているので、
どこまで近付けるかを楽しみにしてきました。


Fさんと相談した結果、行ける所まで行こう!となりました。
山小屋の横にザックを置き、カメラだけ持って出発です。
後方の岩は、「天狗岩」です。ユニークな顔をしています。


10日前に登った「御嶽山」も良く見えました。
こんな山の形をしていたのですね!


さて、宝剣岳に登り始めます。
最初は岩が多いですが、さほど難しい登りではありません。
標高差は100m弱ですが、中ほどから「クサリ」が掛かっています。


手前の山小屋(宝剣山荘)に荷物を置いています。
だんだん急になってきて、Fさんが遅れだした??
私はぜんぜん平気ですが、Fさんは高所恐怖症?だったかな?


先行していた女性3人組の最後の女性がこの場所でストップしてしまいました。
少し話しましたが、”もう、動けない!”とこの場所で待つ事にしたようです。
私は構わず追い越して頂上を目指します。
この上(岩の向こう側)は右手に深い谷があり、少し危険な場所です。

頂上に到着です。
まず、私が頂上を目指しましたが、1段低い場所で断念しました。
この岩はツルツルしていて手掛かりがなく、無理しないことにしました。

先行していた別の女性3人に撮影を頼まれているFさんです。
この時、頂上付近には女性3人X2組と私たちの8人でした。
それぞれに写真を撮り合って、ここまで登れた事を喜んでいました。


さて、Fさんも頂上に挑戦しましたが、やはり私が登って場所で断念しました。
他人事ですが、少し腰が引けていますね。
はっきり言って、本当に「これ以上は怖い」です。


これは降りている写真ですが、これくらいの段差を登り下りします。
右手が滑ってきちんと岩を掴めないので、ちょっと汗をかくスリル感があります。


先ほど、女性3人が座っていた岩です。
背中の(下)方向は、千畳敷カールです。200mの絶壁です。
この場所は私はぜんぜん平気でした。飛び跳ねてはいませんが上機嫌です。


Fさんははやり腰が引けていますね!
実際はかなり怖いです。


しばらく、風景を楽しんだ後で下り始めます。
垂直な壁(ではないか)を意識したのですが、どうでしょうか?
Fさんは下りも慎重です。
無事に目標だった「宝剣岳」を登る事ができました。

岩と空ばかりだったので、花の写真を1枚!
岩場に健気に咲いている赤い「コマクサ(駒草)」です。
この花を見ることも、目標の1つだったのですが、時期を間違わなければ会えるので・・・。

この花は「高山植物の女王」と呼ばれています。
本当に岩場の苛酷な環境に咲いていました。
花弁が馬(駒)の顔(鼻)に似ていることから「コマクサ」の名前がついたそうです。


先ほど登った「宝剣岳」を振り返るFさんです。
この後は、「中岳」→「駒ケ岳」を目指します。


「その2」は、ここまでです。
次回は、「完結編」になるのか?
お楽しみに!

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