八丁坂の登り口から「乗越浄土」を目指します。
と言いながら、いきなり振り向いた写真ですが・・・。
坂の途中から千畳敷カールを振り返っています。
駒ヶ根の町並み、南アルプスが良く見えます。
上を見ると荒々しい岩だらけの山並みとCG?と思うほど青い空があります。
本当に”雲ひとつ”ない天気なのです。
日差しは暑いのですが、乾いた空気と涼しい気温で汗も直ぐに乾いていきます。
いよいよ最後の登りです。
前回の御嶽山を経験しているので、この上り坂は楽勝でした。
下に石を落とさないように慎重に登りましたが、順調はペースです。
「乗越浄土」(標高2850m)に到着です。
ロープウェイ駅を出てから約40分と、まずまずのタイムです。
持参した三脚を立てて、二人で記念撮影です。
今回の木曽駒ケ岳には2つの大きな目的があります。
1つは、駒ケ岳(2956m)の登頂です。
もう1つは、宝剣岳(2931m)へのチャレンジです。
クサリ場があり、初心者向けではないと紹介されているので、
どこまで近付けるかを楽しみにしてきました。
Fさんと相談した結果、行ける所まで行こう!となりました。
山小屋の横にザックを置き、カメラだけ持って出発です。
後方の岩は、「天狗岩」です。ユニークな顔をしています。
10日前に登った「御嶽山」も良く見えました。
こんな山の形をしていたのですね!
さて、宝剣岳に登り始めます。
最初は岩が多いですが、さほど難しい登りではありません。
標高差は100m弱ですが、中ほどから「クサリ」が掛かっています。
手前の山小屋(宝剣山荘)に荷物を置いています。
だんだん急になってきて、Fさんが遅れだした??
私はぜんぜん平気ですが、Fさんは高所恐怖症?だったかな?
先行していた女性3人組の最後の女性がこの場所でストップしてしまいました。
少し話しましたが、”もう、動けない!”とこの場所で待つ事にしたようです。
私は構わず追い越して頂上を目指します。
この上(岩の向こう側)は右手に深い谷があり、少し危険な場所です。
頂上に到着です。
まず、私が頂上を目指しましたが、1段低い場所で断念しました。
この岩はツルツルしていて手掛かりがなく、無理しないことにしました。
先行していた別の女性3人に撮影を頼まれているFさんです。
この時、頂上付近には女性3人X2組と私たちの8人でした。
それぞれに写真を撮り合って、ここまで登れた事を喜んでいました。
さて、Fさんも頂上に挑戦しましたが、やはり私が登って場所で断念しました。
他人事ですが、少し腰が引けていますね。
はっきり言って、本当に「これ以上は怖い」です。
これは降りている写真ですが、これくらいの段差を登り下りします。
右手が滑ってきちんと岩を掴めないので、ちょっと汗をかくスリル感があります。
先ほど、女性3人が座っていた岩です。
背中の(下)方向は、千畳敷カールです。200mの絶壁です。
この場所は私はぜんぜん平気でした。飛び跳ねてはいませんが上機嫌です。
実際はかなり怖いです。
しばらく、風景を楽しんだ後で下り始めます。
垂直な壁(ではないか)を意識したのですが、どうでしょうか?
Fさんは下りも慎重です。
無事に目標だった「宝剣岳」を登る事ができました。
岩と空ばかりだったので、花の写真を1枚!
岩場に健気に咲いている赤い「コマクサ(駒草)」です。
この花を見ることも、目標の1つだったのですが、時期を間違わなければ会えるので・・・。
この花は「高山植物の女王」と呼ばれています。
本当に岩場の苛酷な環境に咲いていました。
花弁が馬(駒)の顔(鼻)に似ていることから「コマクサ」の名前がついたそうです。
先ほど登った「宝剣岳」を振り返るFさんです。
この後は、「中岳」→「駒ケ岳」を目指します。
「その2」は、ここまでです。
次回は、「完結編」になるのか?
お楽しみに!
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