2018年9月17日月曜日

日本二百名山 天狗岳 その3

オーレン小屋に戻ってから、「その3」スタートです。
この山小屋にはお風呂があります。
帰った時点でお風呂が沸いていたので、入らせて頂きました。
(さすがにお風呂の写真は無いです)

オーレン小屋の中を少し!
フロント前にあるホールです。
撒きストーブ(夜、火が入りました)と炬燵が出ています。
食事前後の歓談はこの場所になります。
食事前(17:30)外気温は14℃くらいでした。
室内は寝る前(21時頃)まで暖かかったです。

宿泊した2回の廊下です。
左右に3~4部屋の個室があります。
個室は大小があるようで、3人~5人ほどの部屋と思います。
私は東?向きの部屋で、硫黄岳が良く見えます。


さて、夕食です。
メインは桜肉(馬肉)のすき焼きです。
その他に季節の野菜てんぷらやデザートなどです。

馬肉は直ぐに硬くなるので、”しゃぶしゃぶで食べてください”と説明が・・・。
癖がなく、美味しく頂きました。
〆はご飯を投入して、おじや風にして、最後まで食べ尽くしました。

その後、ホールで他の登山者の方々を山談義で盛り上げりました。
この日の宿泊者は10人ほどでした。
少人数で楽しい時間が共有できました。

最終日の朝です。
5:30から朝食です。
テレビの天気予報では、昼前に雨が降るようになっています。
朝から山頂付近は厚い雲に覆われています。
3~4時間の山行をすると、下山時に雨に降られそうです。

別の登山者が雨を避けて、早々と下山していきました。
冷たい雨に降られたくないので、ゆっくりと荷物の整理をしてから下山します。
今回のオーレン小屋はトイレ、洗面所、廊下などは24時間電気が点いています。
各部屋は21時には消灯されますが・・・。
山小屋から15分ほど下山した沢に水力発電の施設があります。
豊富な水のおかげで部屋以外はヘッドライトなど不要です。


雨に降られずに下山しました。
車に乗ってすぐに小雨が降り出しましたが・・・。
最寄りの諏訪ICの近くに、一昨日訪れた諏訪大社の上社があります。

先ずは、上社本宮に向かいます。
表参道から正門に当たる鳥居をくぐります。

手水舎の横には、明神湯という温泉が出ている御手洗があります。
獅子の口から結構熱めのお湯が出ていました。

境内です。
左側が拝殿への参拝所になります。
右側は勅願殿といわれる一般の御祈祷所になっているようです。
巫女さんが庭を清めていました。

布橋と呼ばれる長い回廊です。
長さは67mあるそうです。
本来は奥(表参道側)から歩くのですが、今回逆に歩きました。

その他にもいろいろな建物や硯石と呼ばれる神聖な石などあります。

最後に、上社前宮です。
この鳥居をくぐり、石段を登り詰めると、一般道に出ます。

その道を100mほど登ると上社前宮の拝殿があります。
右に見える柱は、前宮一之御柱です。
拝殿を囲むように4本の御柱が立てられています。

拝殿横を流れる「水眼川」です。
諏訪において、一、二の水質の清流が流れています。

無事に4社の参拝を済ませてから、帰路に就きました。

今回の山行は中部山岳地方が悪天候の中、比較的良好な山登りが出来ました。
その分、普段よりも観光要素の強い旅になってしまいましたが・・・。
今年もう一回山に行けるかどうか心配ですね・・・。



2018年9月13日木曜日

日本二百名山 天狗岳 その2

諏訪湖畔の朝です。
雨はすっかり上がりました。
ホテル街の一画だったので、夜中は少し騒がしかったけど。
近くのコンビニでパンを購入して、諏訪湖を眺めながら朝食にしました。

諏訪湖の東の空には青空も見えています。
暑くも寒くもない快適な朝です。

この日の宿泊は、久しぶりの山小屋です。前日に予約済みです。
登山口の駐車場まで予想以上に苦戦しました。
道が細く、急坂が多くて。
第2駐車場(標高1900m)に車を停めて、ささっと準備をして歩き始めます。

最初は結構急登もありますが、苔生した森が広がり、
癒されながら登ることができます。

雨のあとなので、苔が瑞々しいです。

今年はキノコ(食べられるかどうかは自己判断で)が
大量に発生しているようです。
可愛らしいモノから毒々でモノまでたくさんありました。

途中に山小屋がありました。
夏沢鉱泉(標高2060m)です。
まだ朝早かったので、人の気配のない静かな小屋でした。
ここで美味しい湧水(無料 と表示あり)を頂きました。

こんなカレンダーになりそうな沢に掛かる橋を何回も渡ります。
岡谷(前日)では沢は増水していましたが、この沢は少し多いくらいです。

坂道を登りながら、立ち止まり、息を止めての撮影ですが、
なかなかピントが合いません。
もう少し余裕を持っていると良いのですが・・・。

駐車場から1時間半ほどで本日の宿泊小屋(オーレン小屋)に到着します。
左側の小屋が本館です。
正面上の少し雲の掛かっている山が硫黄岳です。
シラビソ、ダケカンバの林に囲まれた静かな山小屋です。

受付を済ませて、部屋に案内してもらって、少し休憩した後に
荷物を整えて、山登り再開です。
先ずは、夏沢峠を目指します。
オーレン小屋から20分ほどで到着します。
夏沢峠に建つ山びこ荘です。
その上に硫黄岳が見えるはずですが、この時間はガスが掛かっています。

この日、硫黄岳に行くか?天狗岳に行くか? 悩んだのですが、
天狗岳の方が天気が良さそうだったこと、硫黄岳は一度登っていることを
考えて、天狗岳方面に向かう事にしました。

この写真もカレンダーに使えそうな登山道です。
直登ですが、傾斜は緩やかなので、楽しく登れます。

箕冠山を経て、根石岳山荘を通り過ぎて、根石岳の山頂付近から振り返っています。
小屋の左側に広がるザレ地は、コマクサの群生地になります。
残念ながら、花は終わっていましたが・・・。

硫黄岳の爆裂火口が姿を現しました。
凄い迫力です。
山頂から見下ろすのも良いですが、根石岳/天狗岳方面から見ると
火口の大きさや爆発の凄さがわかります。

そして硫黄岳の反対側を見ると、天狗岳が目の前に現れます。
右側のピークが東天狗岳で、左側が西天狗岳となります。

写真ではわかりませんが、この日は強風が吹き荒れていて、
稜線では吹き飛ばされそうになりました。
幸い雨には降られませんでしたが、
久しぶりにfinetrackエバーブレスフォトンを着ました。
いつも”お守り”に持ち歩いてはいるのですが・・・。
こちらは根石岳の山頂です。

根石岳から東天狗岳への稜線です。
「稜線好き」の私には、この稜線はとても気に入った場所です。
この日は強風で用心して歩きましたが・・・。

根石岳から約20分ほどで、東天狗岳(標高2640m)に到着です。
強風に変化なく、ガスが出てきました。

風を避けられる岩陰があったので、お湯を沸かして昼食です。
朝食が早かったので、いつもよりもたくさん食べてしまいました。
それにしても山頂で食べるご飯は美味しいですね!

西天狗岳(標高2640m)です。
ガスの晴れ間に撮影しました。
1時間あれば往復できそうですが、雲行きが怪しくなってきたので、
西天狗岳は次回のお楽しみにして、引き返しました。
チョット、残念!!

時々、晴れ間があり、硫黄岳、その向こうにうっすらと赤岳、阿弥陀岳が見えます。

根石岳山荘の前でコマクサを探すと、花の終わった株は沢山ありました。
コマクサの群生地はいろいろとありますが、
次回、ここのコマクサが咲いている時に、西天狗岳に登ることにします。

ここが箕冠山(標高2590m)山頂ということです。
「みかぶりやま」と読みます。
ここからは林間道を下って、オーレン小屋まで戻ります。

周辺案内図を見て、この日歩いた登山道を確認しました。

ここから40分ほど静かな林を歩きました。
その2はここまでとします。

日本二百名山 天狗岳 その1

この週末に北アルプス槍ヶ岳の登頂を計画していたが、
岐阜県、長野県西部の大雨(予報)のために、計画変更を余儀なくされた。
なので、天候が大きく崩れずに登れる山を検索して、長野県東部ならば
大丈夫とわかり、今回は八ヶ岳に登ることとなった。
1日目は車中前泊の予定だったので、早めに出発して観光となった。
急な予定変更が観光まで調べることができなかったため、
予てから興味のあった諏訪大社(上社、下社)を目指すこととした。
今回初めて知ったが、上社、下社にはそれぞれ2宮があるということ。
先ずは、岡谷市から諏訪湖に入り、諏訪大社 下社へ向かいます。

諏訪大社 下社春宮からスタートします。
沢山の参拝客がいました。

幣拝殿と左右の片拝殿(1799年築)は国の重要文化財に指定されています。
大きな木に囲まれた静かな佇まいです。

神楽殿です。
ちょうど幣拝殿の真ん前にあります。

次に、春宮の西側にある「万治の石仏」へ向かいます。

この川は、「清流 砥川」 とありましたが、前日の大雨で増水しています。

「万治の石仏」です。
由来は長いの割愛しますが、「よろずおさまりますように」と念じながら、
時計回りに3周すると「よろずおさまる」との事だったので、
願い事を念じながら3周まわってきました。


1.0kmほど離れた諏訪大社 下社秋宮です。

幣拝殿、片拝殿はほぼ同じ作りですが、基礎の石積みが秋宮の方が高いです。

神楽殿も石段を登ります。
両側に従えている狛犬は青銅製で日本一大きいようです。
しめ縄は1トンあるそうです。


この日は諏訪湖畔で車中泊しました。
駐車した場所の近くにおしゃれな店があったので、夕飯を頂きました。
もう車には乗らなくていいので、お酒も少し・・・。

タコとサーモンのカルパッチョだったかな?
美味しかったです。

その他にも数点頼みましたが、写真を忘れました。
〆のお蕎麦です。
蕎麦は美味しかったけど、汁が市販のものでした。残念!

夜は雨に降られましたが、良く眠れました。
明日は朝から登山口駐車場へ向かいます。