前泊も考えたのですが、バス停のある仙流荘は標高も低くて、
夜も暑そう(眠れない)と考えて、自宅を早朝に出発しました。
12:10発のバスを目指したのですが、乗れませんでした。
平日という事もあり、中央高速道の至る所で工事(片側規制)があり、
高速道路で2度ほど停車する有様です。
恵那山トンネルは、40km/h前後でのんびりと通過しました。
この日の最終のバスは、14:20です。
とりあえず、最悪は免れました。13:30に到着しました。
バス停の前には既に10人以上が並んでいます。
運よく第1駐車場に駐車できました。
丁度、下山のバスが到着して、目の前で数台の車が帰られました。
ささっと準備を済ませて、列に並びます。
バス発車まで30分ほど余裕があります。
この30分の待ち時間で、汗だくになりました。
壁の寒暖計は、33.5℃となっていました。
バス1台では乗り切らない登山者の数です。
1車目に乗れましたが、補助席もすべて使った満車状態でスタートです。
約50分ほどで、北沢峠に到着しました。
10分ほど歩いて、テント場のある長衛小屋に到着です。
トイレ、水場に近い1段目は、ほぼ満杯でしたが、
16:00のバスで帰る登山者が数人居て、その空き地に無事に設営できました。
ちなみにこのテント場は、1張・1人・1日が500円です。
今回は2泊の予定なので、受付で1000円支払いました。
長衛小屋の前には「ヤナギラン(柳蘭)」が咲いています。
先ずは、大好きな紫系の花が出迎えてくれました。
長衛小屋で購入できる生ビールを楽しんでいたのですが、
辺りから良い匂いがしてきたので、夕食の準備に取り掛かります。
この日の夕食は、途中で購入した味付きの牛肉とわかめご飯、スープです。
昼食は到着時間を気にして、SAで軽く済ませたので、お腹がすいています。
涼しい中でのんびりと食事をしています。
ここのテント場は谷間(東西に山)にあるので、早い時間に太陽は隠れます。
でも、明るさはその後も残るので、ゆっくりと食事(お酒)を楽しんでいます。
北側には甲斐駒ケ岳がありますが、見えるのは摩利支天(山)だけです。
拡大すると、雪をかぶったように見えます。
雪ではなく、白い花崗岩の岩山です。
前回はこの山に登れませんでした。今回も・・・。
この日は20時頃に休みました。
夜中(11:30頃)にトイレに出てみると、満天の星でした。
谷間なので、満天の空の範囲は少し狭いですが・・・。
前回の白山に次いで、天の川がきれいに見えました。
南の空に火星が明るく輝いていました。
さて、2日目の朝です。(今回は写真を厳選?して、前半/後半にします)
いつもの様にゆっくりと起床(4:30頃)して朝食を食べます。
暖かいモノが欲しいので、お湯を沸かして、スープとパンを頂きました。
やっと登山が始まります。
6時過ぎにテント場⇒北沢峠を出発して、少し下って太平山荘を目指します。
ここから藪沢・重幸新道を進みます。
この道は藪沢という谷川伝いを登ります。
前半は木々の中を比較的緩やかに、後半は沢沿いを直登気味に登ります。
太平山荘から1時間ほどで藪沢沿いに出てきました。
ここからこの沢を登り詰めます。
沢の右岸(こっち側)を歩いている時は日陰ですが、
渡渉して左岸に渡ると、遮るもののない日差しの中となります。
途中にはたくさんの花々が咲いています。
ヨツバシオガマ(四葉塩竃)です。
シナノオキドリ(信濃弟切)です。
おしべが長くて、何となくキラキラ感のある花です。
タカネナデシコ(高嶺撫子)です。
パッと花火が弾けたような花弁ですね!
こんな滝がこの沢沿いにたくさんあります。
滝があるだけで、涼しく感じます。実は汗だくですが・・・。
その後、沢を離れて、馬の瀬ヒュッテを過ぎ、森林限界を越えて、
ハイマツの中を歩いて、仙丈小屋に到着しました。
この間、まともな写真がなかったので、1時間30分ほど飛びました。
この山小屋は仙丈小屋直下にあります。
ここから後方に見える尾根伝いに20分ほどで山頂です。
ここで昼食休憩としました。
おにぎりを齧った後ですが、カップラーメンとおにぎり2個の昼食です。
前後の山を眺めながら、珍しく30分ほど休憩しました。
中央のピークが仙丈ケ岳の山頂になります。
肉眼でも30人ほどの登山者が見えます。
仙丈小屋裏から尾根まで急坂を登ります。
奥に雲をかぶっているのが、甲斐駒ケ岳です。
私のイメージでは、甲斐駒ケ岳はいつも雲に隠れています。
北岳に登った際も、仙丈ケ岳は良く見えるのに、甲斐駒はいつも雲の中でした。
チングルマ(稚児車)の綿毛です。
真っ白な花が散った後にピンクの綿毛になります。
実際に見るのはたぶん初めてです。
仙丈ケ岳の山頂(標高3033m)です。
今年初めての3000m峰です。
ここまでを前半とします。
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