2018年4月14日土曜日

鎌ヶ岳 春の花を求めて

4月の中旬~GWに掛けて、鈴鹿の山々ではたくさんの花が咲きます。
寒い日があったので、少し早いかとも考えましたが、
花がたくさん咲くお気に入りのコースに行ってきました。


今年第2弾は、鎌ヶ岳です。
週末は春の嵐になる予報だったので、金曜日に行って来ました。
天気は快晴ですが、風が強くて、稜線に出ると肌寒い日でした。

武平峠の下のいつもの駐車場に車を止めます。
この日は私の車だけです。
平日なので、スカイラインも通行量は少ないです。

ちゃっちゃと準備を済ませて、直ぐ横の登山道を5分ほど下ります。
三ツ口谷への登山口に到着です。
ここから鎌ヶ岳は2時間弱と比較的簡単に登る事ができます。
最初は谷伝いに進み、途中から長石尾根を登ります。
前半は、滝がたくさんあり、渡渉も繰り返します。
後半は、ザレ場あり、ロープの崖登りありと変化に富んでいます。

三ツ口谷の入り口です。
砂防ダムでできた砂の川原を横切ります。
右下にピンクの花が見えます。

アカヤシオ(赤八汐)です。
御在所岳の北側(国見岳付近)が有名ですが、この辺りにもあります。
毎年、この木は早く咲きます。
日当たりが良いからでしょうか?
この辺りは標高660m付近です。

その隣りには、ミツバツツジ(三つ葉躑躅)が咲いています。
3つの葉が出ているので良くわかります。

その隣りには、アセビ(馬酔木)が咲いています。
アセビは少し南の入道ヶ岳に群生があります。
今頃、満開のトンネルになっているのでしょうか?
次週辺り、行って見ますか。

青空とピンクのアカヤシオと白のアセビです。
新緑の緑も良いですね!

こちらは崖に生えているミツバツツジです。

イワウチワ(岩団扇)です。
この登山道に咲く春の花の中では、この花が一番好きですね!
淡いピンク色がとてもきれいです。
この日はまだ数厘単位でしか咲いていませんでした。
次週辺りからは群生して花を見ることができます。

ショウジョウバカマ(猩々袴)です。
この花も絡まって咲くのですが、この日はあまり見掛けませんでした。

三ツ口谷と長石尾根の分岐に到着です。
この付近は標高900mになります。
まだアカヤシオは咲いていません。
また、三ツ口谷は昨年の台風の影響が大きいです。
川の姿が変化しています。一部看板も流されていました。
岩登り、ザレた斜面を登る箇所があります。
これまで手軽なコースでしたが、少し難易度が上がっています。

長石尾根に出ると眺望が開けます。
湯の山ロープウェイの直ぐ下に掛る「湯の山かもしか大橋」です。
今年の夏頃に完成の予定です。

こちらは新名神の菰野町にできるIC付近です。
今年度(~2019年3月)に完成予定です。
現在、急ピッチで工事が進んでいます。


鎌ヶ岳直下(標高1000m付近)まで登ってきました。
入道ヶ岳(標高906m)あります。

こちらは雲母(キララ)岳(標高888m)です。
山腹にたくさんの桜のピンクが見えます。

もう一息で山頂です。
でも、ここから最後の急騰になります。

ハルリンドウ(春竜胆)が咲いていました。
この花は、御在所岳の遊歩道に群生しています。
1000m付近まで登らないと目にしない花ですね!

山頂(標高1159m)に到着です。
この日は車から1時間30分で登ってきました。
少し霞んでいますが、天気はとても良いです。

北側に聳える御在所岳(標高1212m)です。
ロープウェイ駅のある東側が高く見えますが、
最高点は、一番奥(西)の望湖台になります。
ちなみに一等三角点は1209mになります。


御在所岳の西側(滋賀県)に聳える雨乞岳(標高1238m)です。
雨乞岳と東雨乞岳というツインピークスになっているのでわかりづらいですが、
鈴鹿山脈の第2高峰になります。(ちなみに第1峰は御池岳です)
この山も鈴鹿セブンマウンテンに入っているので、
5月中旬以降にシャクナゲ(石楠花)を見に行く予定です。

鎌ヶ岳の南に続く、鎌尾根です。
今年は入道ヶ岳からこの尾根を通って鎌ヶ岳に再訪する予定です。

山頂付近にタムシバ(田虫葉)が咲き始めていました。
登山道で全然見かけなかったので、不思議だったのですが、
これから咲くようですね!今年は少し遅いのでしょうか?

主稜線を通って、武平峠に向かう途中にショウジョウバカマの群生?がありました。

ハルリンドウです。
こちらはネジネジの蕾もあります。

武平峠に到着です。
体力的にはこのまま御在所岳に行けそうでしたが、
午後から用事があったので、この日はここから下山しました。

下山途中には、アカヤシオやミッツバツツジがたくさん咲いています。
この日の感覚では、標高800m付近まで咲いていたと思います。
御在所岳までまだ400mあるので、GW直前くらいに満開でしょうか?

先ずは、セブンマウンテンの2山を登りました。
さて、次回は何処にしましょうか?

2018年始動 最初は友人たちと藤原岳へ!

2018年の山登りを開始しました。
特に理由はないのですが、昨年8月以降、山に登れていませんでした。
(台風や大雨、地区行事などで行きそびれていました)

今年は早々に”今年は鈴鹿セブンマウンテンに登るぞ!”と宣言していました。
と言っても、すべての山に何度も登っているので宣言するほどではないのですが、
友人の中に”あと鎌ヶ岳だけ”とか”釈迦ヶ岳に登っていない”なんて声を聞いて
では、今年前半(梅雨まで)に7山を制覇しましょう!となりました。
私の最近の傾向として、御在所岳と釈迦ヶ岳がご無沙汰気味です。
御在所岳は、登山者が多くて避けてきました。
釈迦ヶ岳は、あまり面白くない(すみません)ので。

さて、今年最初に何処に登るか考えた時に、真っ先に浮かんだのが藤原岳です。
この山は、花の百名山にも選ばれていますが、たくさんの花が楽しめます。
特に早春のフクジュソウ(福寿草)が有名です。
そんな訳で、「フクジュソウに会いに行こう!」と銘打って計画しました。

桜満開の中で準備をしています。
今回のメンバーとはいろいろと山に登っていて、槍ケ岳、赤岳に一緒したSさん、
御嶽山、木曽駒ケ岳、仙丈ケ岳に登ったFくん、御嶽山、伊吹山に登っているOさん、
伊吹山、鈴鹿の山々に一緒しているMさんです。
ただ、みんな今年初めてなので、ゆっくり楽しくを約束して登ります。

順調に5合目まで来ました。
Sさん 看板を壊さないでください。(直すつもりが・・・)

Oさん、Mさんは少しバテ気味でしょうか?
この日は、曇り空ですが風がなく、気温は高めで少しムシムシしています。

7合目です。
まだ林の中です。全然余裕のFくんです。

8合目を通過して、フクジュソウがチラホラ見えるようになってきました。
この写真は、短い丸太の橋に苦戦していたので。少し遅かったですが・・・。

この日のお目当てのフクジュソウ(福寿草)です。
時期的には少し早いかと思いましたが、
ほとんど雪もなくて、フクジュソウは満開の時期でした。

こんな感じで群生して咲いています。

石が白く感じますが、この山は石灰岩の山なのです。
すぐ横で大規模に山を削って、セメント工場に運んでいます。

駐車場から2時間10分掛かって、山小屋に到着しました。
山小屋の前の広場にはたくさんの登山者が休憩しています。

5合目で少しバテ気味だった2人(Oさん、Mさん)が少し遅れて登ってきます。
だいぶお疲れのご様子ですね!

藤原山荘と言います。
ここにはきれいなトイレがあります。(いつも行列ができていますが)

昼食にすると身体が冷えるので、荷物を山小屋横にデポして山頂を目指します。
山頂直下の最後の登りです。
Oさん  顔は笑っているので大丈夫でしょう!
彼女は頑張り屋さんで弱音を言わずに淡々と登ります。

山頂付近で、セツブンソウ(節分草)を見つけました。
本当に小さい花なので、踏みつけられている花もあります。

こんな岩の間に咲いている花もあります。

この日、目当てにしていた花が数種類ありました。
福寿草、節分草は写真に撮りました。
それ以外にミノコバイモ、キランソウ、ネコノメソウなど見ましたが、
この日は写真を全然撮らなかったので、写真がありません。
過去の記録から少し紹介します。

ミノコバイモ(美濃小貝母)です。
2017年入道ヶ岳で撮影したものです。
この日も1輪だけ見つけたのですが、説明するのに忙しくて写真を忘れました。

キランソウ(金瘡小草)です。
非常に小さい花です。
藤原岳では中腹に咲いています。

ネコノメソウ(猫の目草)です。
キランソウと同じように中腹で見かけます。

カタクだけは見ることができず、残念でした。
2013年くらいに竜ヶ岳で撮った写真です。

山頂での記念写真です。
藤原岳は、標高1144mあります。
駐車場の標高が140m程なので、この日は1000m登ったことになります。
良い顔していますね!(モザイク掛っていますが)


山小屋に戻り、思い思いに昼食にします。
私はカップラーメンとおにぎりという定番のメニューです。

運よく山小屋の中の席を確保できたのですが、
山小屋前(外でじっとしていると寒い)でもたくさんの登山者が休憩しています。

帰りは聖宝寺登山道を下りました。
この道は途中ザレた場所があり、疲れた足には厳しいです。
何度も滑りながらの下山になりました。

汗を流し、疲れた身体を癒すために、帰り道にある「阿下喜温泉」に立ち寄りました。
しばらく筋肉痛になりそうですが、懲りずにまた一緒しましょう!