車中前泊で「焼岳」に行ってきました。
台風8号の接近でヤキモキしましたが、
金曜日の午前中には青空になったので、午後から出掛けてきました。
途中、「せせらぎ街道」を通って、通行料金を節約しました。
前夜は車で15分ほどの距離にある道の駅に宿泊しました。
朝6:00に起床(遅!)して、駐車場までやってきました。
今回、焼岳には「中尾温泉」登山口から登ります。
車が20台ほど駐車できます。難点はここには「トイレ」がありません。
駐車場から焼岳が見えています。
まだまだ遠いですが・・・。
ピークが3つ見えますが、一番左に登ります。
この時点で標高は、1,200mくらいです。
既に御在所岳の標高とほぼ同じです。
しばらくこのような林間コースを進みます。
よく整備(踏まれている)されているので、道迷いは心配ないです。
この日は風が無く、蒸し暑くて汗だくになりました。
標高1,500m付近です。
「白水の滝」の看板があります。
少し開けた隙間から対岸が見えます。
そこに落差50mはありそうな立派な滝が見えます。
前日まで雨だったので、水量が多くて、迫力があります。
その後もしばらく林の中を進みます。
それなりに傾斜がきつくて辛い登りですが、とても歩きやすい道です。
看板には「ヒカリゴケ」と書かれています。
大きな岩が多くあり、そのわれ目の中にヒカリゴケがあるようです。
何枚か撮影した中で一番上手く撮れた1枚です。
緑色に光っているように見えます。
調べるみると、自分で発光しているのではなく、ヒカリゴケの中にレンズ状の細胞があり、
その部分がわずかな光を反射して光っているように見えるのだそうです。
急に開けて、休憩に適した広場があります。
そこには鳥居があり、「秀綱神社」の看板があります。
「秀綱」は、戦国時代に飛騨地方を治めていた三木自綱の子で飛騨高山松倉城主だった。
秀吉の飛騨征伐に敗れて、信州に落ちる際に、この場所で一夜を明かしています。
その後、落ち武者狩りによって最期をとげます。
この地の人々がゆかりの地に悲運の武将を祭ったとのことです。
秀綱一行が目指した中尾峠までは20分の記載があります。
中尾峠に到着です。
約2時間で登ってきました。
目指す焼岳山頂は中央のドーム状に見える大きな岩の上です。
少し靄が掛かっていますが、「上高地」です。
2回ほど上高地(自家用車が入れる頃)に行っていますが、
上から見ると良くわかりません。
梓川の流れと中央辺りが大正池でしょうか?
この焼岳の噴火で梓川が堰き止められて出来た池です。
北方向です。
西穂高岳から奥穂高岳に続いています。
次回は、穂高ロープウェイ経由で西穂山荘~独標~西穂高岳を目指します。
さて、焼岳は中尾峠から景色が一変します。
登山道のすぐ横で硫黄臭の煙が出ています。
この山は生きているぞ!と感じる瞬間です。
高度感はありませんが、岩登りを繰り返してきました。
山頂の溶岩ドーム?下まで着ました。
既に山頂には大勢の登山者がいて、上り口(1箇所しかない)で渋滞しています。
それにしても良いお天気です。
中央に噴煙(凄い硫黄臭)が上がっています。
その右側が登山道です。
狭く3mほどの岩登りになるため、下りる人達が渋滞しています。
噴煙が昇り、周辺の岩は黄色く変色しています。
風向きによっては、硫黄のにおいにむせる事があります。
焼岳北峰の頂上(2444.3m)です。
焼岳の最高地点(一等三角点:2455.4m)は南峰にあります。
しかし、南峰は現在安全上の配慮で立ち入り禁止になっています。
なので、ここが今回の焼岳登山の目的地になります。
北峰から南峰(写真左端)と火口湖(正賀池)です。
火口湖の向こうには残雪が見えます。
右から北穂高岳、雲に隠れた奥穂高岳、左の端に槍ヶ岳の山頂付近が見えます。
憧れの北アルプスの山々です。
南峰の左に残雪残る乗鞍岳が見えます。
200?年の登っています。
山頂でぼーーっと奥穂高岳、槍ヶ岳を20分ほど眺めて下山開始です。
登りに気づかなかった標識です。
中尾温泉方向に下山します。
約5時間30分で帰ってきました。
もう少しゆっくりしても良かったのですが、帰りも5時間ほど掛かるため
少し慌てて下山しました。
こちらは焼岳よりも西に位置する笠ヶ岳(2897m)です。
山頂付近の残雪がきれいです。
帰りは前夜に入った「ひらゆの森」の隣にあるバスセンターの温泉に入りました。
ここからは「笠ヶ岳」が正面に見えます。絶景です。
今回の車中前泊の登山は無事に終了しました。
ナビ頼りではありますが、昼間に走れたことは意義がありました。
次回は、「西穂高岳」、その次は「槍ヶ岳」に向けてトレーニングをします。
さて、次回は会社の夏休みを利用して、立山と八ヶ岳を計画しています。
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