2012年7月22日日曜日

雨の 御嶽山 !

予定通りに「御嶽山」へ行ってきました。
金曜日の夜に地元を出発して、約4時間掛かって、
登山口のある駐車場に午前2時半すぎに到着しました。
そこから車の中で2時間ほど仮眠しました。

午前5時前から朝食をとり、着替えなどの準備をして出発です。
今回は、前回「伊吹山」に一緒したFさんと今回はじめてのNさんです。
この駐車場は、「田の原駐車場」と言い、標高2180mにあります。
準備を整えていよいよ出発です!!

登山口にある鳥居です。
晴れていれば、この正面に「御嶽山」がドーーンと見える筈でした。
しかし、この時点では雨は止んでいましたが、曇り空+霧 (モヤ)で視界はよくありません。


出発は、午前5時48分です。
少し肌寒かったので、ウインドブレーカーを着込んでいますが、
10分もしない内に脱いでしまいましたが・・・。


このとき、一瞬だけ雲が晴れて、山頂付近が見えました。
一応、今から向かう場所は確認できました。


でも、歩き始めるとすぐに「霧」が立ち込めてきました。
このまま晴れると信じていたので、嫌な雰囲気で歩いて行きます。
まだこの時点では軽快な足取りです。


最初に木の階段が現れます。
歩幅と合わない場所があったり、崩れているところが合ったりして結構歩きずらいです。
まだ斜面は緩やかなのでどんどん登っていますが・・・。


8合目の「金剛童子」です。標高2475mです。
出発から約50分です。
この辺りが、森林限界になるそうです。
モヤっていて、何も見えませんが。


8合目の非難小屋です。
広さは2畳ほどの小さい小屋です。
10人入れるかどうかの広さです。登りは素通りしました。
山の上方に残雪(雪渓)が見えます。
もう少しあがると1km以上続く雪渓があります。


岩場の道が続きます。
御在所岳ほど大きな石は少ないですが、石だらけです。
濡れているので慎重に1歩1歩進みます。

すぐの距離に横たわる雪渓です。
周りの皆さんがしきりにカメラを向けています。
近くに居た男性に聞いてみると、「雷鳥がいるよ!」と教えてくれました。
丸々とした親鳥の後ろに、雛が5匹います。
【この写真に写っていますよ! 1匹は上の方です】


9合目の避難小屋です。
登りは素通りでしたが、帰りにここで休憩して、早い昼食を頂きました。


色とりどりのレインウエアーを着た一段とすれ違いました。
つまり、この人たちは下りです。
ちょうど7時半頃だったので、この人たちは何時から登ったのか?です。
駐車場で寝ているときに、登っていく人たちの声が聞こえたので、
暗い時間から登り始めていたと思います。


9合目避難小屋を過ぎると、勾配が急になります。
少し上にある祠が「中央不動」で、標高2850mです。
ここまで感じていたのですが、ゆっくり登ってきたのに、
呼吸(いき)があがっています。「ゼイゼイ」と言っています。
その話しをFさんにすると、同じことを感じているようです。
やはり、酸素が薄いのでしょうか?


やっと、「王滝口 頂上山荘」に到着です。標高2936mです。
この場所には、山小屋やトイレがあります。
すぐ上に「御嶽神社頂上奥宮」があります。
雨が激しくなり、雨と汗で濡れて服を着替えます。
参拝した後で、この場所(屋根がある)で、少し長い休憩にしました。


御嶽山頂上(剣が峰)に向かう「八丁ダルミ」と呼ばれる場所です。
傾斜は緩やかになりましたが、岩や小石で登りづらい道です。
晴れているとここから山頂が直ぐそこに見えている筈ですが・・・。


約20分登ると、「剣が峰 山荘」が見えてきます。
左の石段を登り、右の向かうと山頂はもう少しです。


最後の石段です。
疲れているのと呼吸が苦しいので、この登りはかなりきついです。


御嶽山の山頂【標高3067m】です。
雨の中で、3人で記念撮影しました。
カメラは手前の石の上に置いています。
時間は8時43分です。約3時間(休憩含む)ですね!

本来の計画では、この後に山頂付近を周遊するつもりでしたが、
だんだん視界が悪くなり、また気温も下がってきたので、下山することにしました。
何処かでお湯を沸かして、暖かい食べ物(ラーメン持参)を食べたかったのですが、
雨も降り続いていたので、やむなく途中にあった「非難小屋」まで降りました。
下りは石の表面が滑りやすくなっていて、多くの人が転んでいました。


無事に9合目の「避難小屋」に到着しました。
幸い誰もいなかったので、一番奥に座ってお湯を沸かして食事タイムです。
冷えた身体に暖かい食べ物はうれしいです。
この時、ライターが全然着火しなくて焦りました。
自宅で確認すると問題なかったので、やはり酸素が少ないから?だったのでしょうか?


登りは素通りした雪渓で記念撮影です。
この場所は、「一口水」と言い、天然の湧き水が出ている場所のようです。
この日は雨は降っていたので、何処がその場所かもわかりませんでしたが・・・。


下山の途中で見つけた花です。
「黄花石楠花(キハナシャクナゲ」と言います。
20cmほどの低木で、3cmほどの花をたくさんつけています。


疲れた足をかばいながらの下山です。
ここまで降りてくれば駐車場は直ぐそこです。
結局、登り始めから下山するまで、雨、曇りの天気でした。
景色が見られなかったのは残念でしたが、雨の山は好きです。
自分の足元に集中しているので、いろいろな発見があります。
今回も楽しい山行でした。

この後、国道19号線走り、偶然見つけた「駒の湯」で汗を流しました。
そして17時前に帰宅しました。約500kmの旅でした。
流石にこの歳になると、ほぼ徹夜での登山と運転はしんどいです。
今回は若者2人のお陰で無事に帰ってこられました。
ありがとうございました。

さて、次回は 「木曽駒ケ岳」 です。
今回同様に夜行(車中1泊)での登山です。
今後は晴れるといいな~!

2012年7月9日月曜日

錫杖ヶ岳 に登ってきました。

前日の朝は曇り空でしたが、昼過ぎから晴れてきたので、
急遽、山に行くことにしました。
川(鮎、うなぎ)は先週の雨で増水状態なので、まだ入れません。
やはり、梅雨明けを待つしかありませんね!

登山口近くにある駐車場です。
20台ほど駐車できるスペースがありますが、5台しか止まっていませんでした。

さて、どこの山に登ったかというと、錫杖(ヶ)岳という山です。
私自身も知らなかったのですが、会社の同僚に教えてもらいました。
この時期、「ヒル」がいないと聞いて迷わずに決めました。
別の友人から、鈴鹿の山はどこへ行っても「蛭」だらけと聞いていたので、
鈴鹿山脈から離れた山にした訳です。

登山口です。
「山頂まで2,000m」の看板がありました。



尾根に出るまでは、林間コースです。
横を沢が流れていて、2度ほど渡河しますが、水量は少ないので問題はありません。
マイナスイオンをたっぷり吸い込んできました。【写真ボケボケ】


尾根に出ても、木々の間を登って行きます。
少し急坂もありますが、どんどん登って行きます。
すると最後に、クサリ場が現われます。
こんな感じの岩を3回ほど登りますが、ちょっとしたお遊び感覚で楽しかったです。 

標高676mの山頂です。
この写真は滋賀県方面を写していますが、西方向は雲が多いです。

しかし、海側(東)はよく晴れています。
涼しい風が吹いていて、山頂は快適でした。
山頂は15人ほどで満員状態になる広さ(狭さ)ですが、
次に登ってくる人たちがいなかったので、10人程が長い休憩をしていました。
暑くも寒くもない絶好の日和でした。
下に見えるのは、「錫杖湖」というダム湖です。


南には、青山高原の風車が見えます。
標高的には高くはありませんが、周辺に高い山がないので眺望は抜群です。
軽めのトレーニングに、これからも利用する予定です。 




さて、今後の予定を少し・・・。
今年前半(夏まで)の2回の登山を予定しています。
今回は少し遠出をします。


①御嶽山(3067m)・・・7/21(土)に「田の原登山口」から登ります。
 前日7/20(金)の夜から出発して駐車場で車中泊して早朝に出発です。
 距離は約8km、標高差は900mです。富士山の練習のつもりです。
 現在、確定2名+問合せ2名です。参加者募集中です。・・・【終了しました】


②木曽駒ケ岳(2956m)・・・8/1(水)に登ります。
 7/31(火)の夜に出発です。「菅の台バスセンター」横の駐車場で仮眠です。
 午前5時過ぎのバスで「しらび平」へ、そしてロープウェイで「千畳敷カール」へ。
 登山開始が既に標高2612mです。
 距離は4km程で 標高差は350mですが、高山なのでしんどいですよ!
 こちらも参加者募集中です。現在1名予約あり  です。


まず、御嶽山の3000m超(2峰目)を楽しんできます。